早起き成功。暗いうちに出発。自転車でノラリクラリと移動しました。
裾野(すその)市の岩波と言う駅の北側あたりまでやって来ました。まだ朝の7時くらいです。
(以下の写真は、すべてクリックすると大きくなります。)
御殿場(ごてんば)市との境い目が、すぐそこです。
上の写真に橋らしき物が写っています。これは黄瀬川(きせがわ)と言う川にかかる橋のひとつです。
黄瀬川は、御殿場市を起点にドドドと南下。沼津(ぬまづ)で狩野川(かのがわ)に合流したのちに駿河湾(するがわん)に注ぐ川です。長さ30キロくらいです。
岩がゴロゴロしています。
とても野性的な見た目です。今、私が準備している旧石器時代のマンガにイメージが合いそうです。
富士山が噴火した時の溶岩が固まって、このように岩がゴロゴロした川になったという事です。
想像すると、上の絵のような感じでしょうかね…。
溶岩が急激に冷えると、上の写真のように、あたかも複数の岩がピッタリと重なったように見える切れ込みが生まれるそうです。
鳥が鳴いていました。mp3です。40秒くらい。なんとも春らしいです。
川ぞいに移動しながら写真を撮りました。
富士山がかなり遠くに見えるのですが、溶岩ってずいぶん遠くまで流れてくるモノなんですね。
これらの溶岩は、1万年ほど前の噴火によるモノです。旧石器時代よりも新しいです。
以前に当ブログで紹介した清水町の湧き水なども、溶岩のすき間を通った地下水が湧いて出ている物で、やはり旧石器時代には、まだなかったと思います。
マンガの背景にするには問題があるのですが、ウソを承知で取り入れたいです。架空の物語として作話するつもりなので、かまわないかなという感じです。
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ウグイスが、間近で鳴いていたので、そちらも録音してまいりました。こちらもmp3。40秒くらいです。
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以下は、黄瀬川にある滝のご紹介です。
私は、「なんと言っても静岡県側・富士山周辺を代表する滝は、富士宮(ふじのみや)市にある白糸の滝(しらいとのたき)だ」と思っていましたが、五竜の滝を見て、その考えが少し揺らぎました。
今回、基本的には「黄瀬川のゴロゴロした岩のようすを見てこよう」としか思っていなかったので、立派な滝をはじめて見て驚きました。「虚をつかれる」とはこのコトですね。
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つづいて三島市にある「鮎壺(あゆつぼ)の滝」です。(三島市と書いてしまいましたが、今、調べてみたら長泉町と沼津市の境だそうです。三島の駅に割と近いので、てっきり三島なのだと思い込んでいました。このへんの感覚はヨソの人間には難しい物があります。)
上の写真には富士山が頭を少し、のぞかせています。
黄瀬川の調査はココまでとしました。
今まで何度か、そばを通りかかるたびに、「ずいぶん岩の多い川だなあ」と思っていましたが、道は必ずしも川に並走していませんので、今回のように「追うぞ! 黄瀬川!」と思い立たないと、そのゼンボーは知れなかったと思います。そしてその川筋をたどってみると、多くの発見や驚きがありました。
とりわけ富士山から流れた溶岩の及ぼす範囲の広さですね。あの大きな岩のカタマリが数10キロも絶えないとはおどろきました。今は平和な物ですけど、天変地異レベルの災害だったんですね。
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沼津に寄り道して、美冨士の「たぬきケーキ」を買いました。
これから食べられる予定のタヌキ氏。
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さらに時間が少しあまったので、富士市にある「浮島ヶ原(うきしまがはら)自然公園」に行きました。
昔の沼地のようすを保存してある場所です。
この日は天気が良かったです。
全体的にゆるやかで、キビしい傾斜がなかったので体力的にラクでした。