三島市と沼津(ぬまづ)市の旧石器時代の遺跡をめぐってフラフラしました。
イメージがわかない遠方の方におかれましては、静岡県内の富士山周辺…というザックリした感覚でもけっこうです。
落とし穴を求めて
このあたりで見つかる、旧石器時代の珍しい物のひとつに、狩りに用いられたと思われる落とし穴があります。
落とし穴は、この周辺でいくつか見つかっているのですが、昨日は、まず手始めに箱根(はこね)の根本に行きました。
しかし落とし穴は遺跡として保存されているワケではありません。つまり、その地に行き、地形を見るだけ、というお話です。
電子合成ボイスで歌いだしそうな“初音(はつね)”という地名なのです。
私の事前の調査が甘かったため、発掘された場所にはたどり着けませんでした。
もう少し坂を登った所。そしてもっと東側にあったようです。
まぁ、とりあえずどんな地形か、肌で感じる事ができただけですね…。台地と平地が入り組んだダイナミックな地形でした。
下の写真を撮った背後、数100メートルの場所が、本来、私が目指すべき目的地だったようです。
沼津の小さな山に登りました。
いつしか空が澄み渡り、お天気が良くなっています。
香貫山(かぬきやま)という山の頂上から、箱根方面と、愛鷹山(あしたかやま)を確認しようと考えました。
標高200メートルほどの小さな山です。小学校の遠足の目的地になったりするようです。
天気が良くなったせいか、人がたくさん来ていました。私にとっては初めて来た場所です。
下の写真は展望台から眺めた富士山です。沼津のこの位置からだと愛鷹山にさえぎられてしまいます。雲に隠れてアタマが少しだけ見えているのが富士山です。
愛鷹山は古い山なので、侵食が進んでいます。ちょっと絵に描きにくい感じです。
(先日の記事からひきつづき、色調を昭和の絵ハガキっぽく加工しています。)
手すりの手前に、こんな立体造形物が設置してありました。静岡東部の地形の把握にとても便利です。
下は、我が富士市方面の写真です。左に見える海は駿河湾(するがわん)です。
大きな川が湾に注いでいます。右隅は沼津の港と水門です。この写真の色調補正は、特に昭和っぽく決まりました。
沼津の文化財センターを訪れました。
初めて行ったので、良く分かりませんが、どうやら今週末から市立図書館で大きな展示を控えているためか、その準備のまっただ中だったようです。そのせいか展示室のカギが閉まっていたのです。「事務室に、ヒトコエかけて下さい。」という張り紙があったので、事情を知らない私は指示に従い、カウンターに来訪の意思をお伝えするとカギを開けてくれました。
係の人が、展示についての説明をしてくれました。こんな対応は初めてでしたのでビックリしました。私がわからなかった事を教えてくれたりして非常に収穫が多かったです。
ネットでも色々な事が知れますが、良く知っている人に訪ねると瞬時に情報が得られるので楽ですね。専門は縄文時代の土器とかにある方だと言う事でしたが、私も精密な話を聞ける域にはないので充分でした。
話すうちに、私もだんだん「実は今、かなりお忙しいのだな。」とわかってきて、おイトマした次第です。
山の中の遺跡に行こうとして失敗しました。
今日、2回目の失敗です。愛鷹山を300メートルほど登ったのですが、尾根をひとつ間違えて、目的の遺跡に到達しませんでした。
私ならではのザツな感覚で「ゴルフ場を東から回り込めば、道なりに遺跡にタドりつく」と考えたのですが、実はこの辺は非常にゴルフ場が多いのでした。無関係のゴルフ場をグルッと1周してしまいました。
しかし地形が良く分かってきました。この辺りは山の中ではありますけど、とても大きな丘とも言えるのです。
ちょっと南に突き出た丘なので、太陽が出ていれば1日中、日が差す、とても良い土地なんですね。
ゴルフ場の下にあるスポーツ公園では、サッカーの練習をしている子達が元気にボールをキックしていました。
昨日のヨモヤマは、だいたい以上なのです。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。