これは実は先週の月曜日(9月9日)に起きた出来事をまとめたものです。
疲れていたり、忙しかったりしてポストできずにいました。
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わが地元の富士市に伝わる昔話です。その一部分をマンガにしてみました。
昔話と言っても、大正時代くらいのお話で、そんなに古い物ではありません。
水難事故で亡くなった船員さん達を供養する為に建立した石塔があったんですが、いつしか忘れ去られていました。
海が近い場所のお話です。水害などで埋もれてしまったんですね。
ある日、信心深いおばあさんの夢にお告げがありました。以下は冒頭のマンガにつながって行くんですが、だいたいそんなお話です。『新浜の備前さん(にいはまのびぜんさん)」と呼ばれています。
このお話のドコが良いって、出て来る人が当時の名も無きフツーの人たちだという事です。
夢でお告げを聞いたおばあさんが村の人を動かす風景が、私には面白く感じられます。この辺を活用してちょっとしたマンガにしたいと思うんですが、どうでしょう。
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ウム。この昔話が伝わるゲンバを実際に訪ねてみれば、何か良いアイディアが浮かぶのでは…というワケで行ってみた次第です。
石塔は、お堂に納められ、いったんはそこで大切にされたそうですが、その後、お引っ越しをして今は、とある神社の中にあります。
新浜(にいはま)という地区にある金毘羅(こんぴら)神社という神社です。ネットで調べてみると本当の名前は、龍神社って言うみたいです。
(以下の写真はクリックすると大きくなります。今回は写真が多いので、サムネイルをいつもより小さくして容量を抑えてみました。)
海のそばに位置しています。田子の港と、富士川の河口の中間です。
妙にダイナミックな写真も撮れましたのでご覧ください。
私の興味は、神社本体ではなく、そのカタワラのお堂ですね。
下の写真の手前の小さな建物です。
このお堂の中に、おそらく古い石塔がまつられているのでしょう。
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ちなみに当日の富士山ですが、雲に隠れて見えませんでした。
写真の奥の方に赤と白に塗られた煙突がありますが、晴れていればその奥に富士山があります。ふもとだけ見えている状態ですね。この写真は田子の港から撮影しました。
下も田子の港の写真ですが、おもに工業とか化学用資材を積み下ろす区画です。
数日前から雨が多かったせいか空気が澄んでいます。下の写真の奥の方に見える陸地は伊豆半島の付け根付近です。この写真は田子の港の出入り口、燈台のある公園から撮影しました。
富士川の河口近くにカッコいい工場があったので撮影しました。カッコいい感じに画像加工しました。
富士川というものを見た事がない方もいらっしゃるかも知れないので1枚、ご紹介いたします。平和な写真ですね。
ここは昔の東海道が通っていた所です。昔は、ここから船で渡してもらったそうです。
幅が広い川なので、橋を架けられなかったようです。
今の橋の様子(奥の方に橋が見えます)。現代の交通量をさばくには狭い道ですね‥。
そんなワケで、今は下流に少し行った所に立派なバイパスが通っています。
この日は、別の神社にも行ったんですが、そちらはまた別の機会に。
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富士市役所のホームページに「富士市に伝わる伝説や昔話」をまとめた場所があって、PDF書類としてダウンロード出来ます。
今回の「新浜の備前さん」のエピソードはこちらです。
昔話の集積所はこちら。(1)と(2)の2箇所です。