現在、作業中の曲は完成までにまだ手を焼きそうです。
パソコンの中から、去年の秋に作った曲が出てきました。よろしかったら、こちらをお聞きください。
ダウンロードして聞こうかな、という方は、この文字列を右クリックして保存なさってみてはいかがでしょうか。
アリ運輸興業のうた
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なくなった 荷物 なくなった
はこんでた 荷物 なくなった
どこだドコ・ドコ・ドコどこだ
消えたバニ・バニ・バニシング
エモノの重さが無くなった
カラダがフワフワ浮く感じ
予期せぬ事態に右往左往
ダンスのようだと言われます
((どうやら荷物は消えちゃった))
((あらかた踊って気がついた))
((理解に要するプロセスは))
((必要で転換が重要))
なかまのつけたマーキング
たどるといきつく積み荷かな
触覚がにおい感じます
目の性能よくありません
運べるサイズにちぎります
おおアゴを主に使います
重さはしあわせアリ運輸
空荷を削減アリ運輸
((巣穴に搬入 気をつけろ))
((お部屋に設置 慎重に))
((まだまだ備蓄がたりないな))
((探査しよう探査しよう))
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(以下は、製作メモです。)
この曲は、作っているうちに理想の姿から離れてしまいました。本当はもっと非情なまでにシーケンス・フレーズがビンビンひびきわたる予定だったんですけど、そこは私の事。なんだかフニャフニャした曲になってしまいました。
ウームこれは失敗作。というワケでしまい込んでいたんですけど、久しぶりに聞いてみたら、それほどヒドくもないかなと考えを改めるにいたりましたので公開にふみきったと、まぁそういった次第でございます。
特に後半の「ララララ~」が気に入っています。明らかにバカバカしい曲なんですが、なんか妙に歌い上げてる感じが、我ながら良いと思います。実際、ココを歌っている時は楽しかったのです。ディレイまでかけちゃってもうココはどこなんだって音場ですね。
今こうして振り返ってみると、もう少しうまく作れそうな気もしますが、とりあえずは、このままにしておこうと思います。
この曲は非常に簡単な曲で良いですね。私が作るべき曲のタイプは、やはりココにあると再認識いたしました。
シンセが2パート。それにドラム。あとはエレキギターでなんとかしたという感じです。これなら作業時間も少なくて済みます。
特筆すべきは詩の内容です。アリの生態を調べてみたんですが、これがすごく面白い。
今後は、こんな調子で、他の動物のうたも作っていこうと思います。仕事で動物の絵を描く事も多いので、動物知識はあればあるだけ良いのです。
詩の風景としては、アリを観察している子供が、アリが運搬中のエサをヒョイッとつまみあげた所から始まります。
エサを失ったアリが右往左往するのを、ご覧になった経験を有する方も多いのではないかと思います。悪い事をしたなって思っちゃうんですけど、アレがなかなかユーモラスな姿です。そんな所から内容をふくらませてみました。
製作に要したシンセ類の事を、いつもならクドいくらいにご紹介するのが常なんですが、全然覚えておりません。たった半年前の事なのにショックです。
特にシンセにまつわる作業の記憶力には自信があったので、かなり真剣にガクゼンとしています。
この先、忘れたくない事は書いておいた方が良いですね…。
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長くなっちゃいましたが、このうたを作るにあたり、影響を受けた曲をご紹介して終わろうと思います。
アメリカは、ニューオリンズ。Mike Mayfieldさんという方のひとりユニットと思われる((PRESSURES))の、『Abnormal』という曲です。
サウンドクラウドがお聞きになれる環境の方は、ぜひどうぞ。
https://soundcloud.com/pressures/abnormal-final
どうでしょう、この素晴らしさ。腰がヌけんばかりですね。CDで出してくれたら、すごく欲しいんですけど、ナニユエかカセットテープで少量売っただけみたいです。
フルサイズのアルバムが出来るくらいに曲が増えたら、CDを出して欲しいです。ですが、なんか古い物が好きなお人のようで、ご本人的にはアナログ盤を出したい、とかいう記述を以前に見た気もします。思いとどまらせたいものです。ココはもう七重のヒザを八重に折るくらいのイキオイでゼヒゼヒCD化を祈願したいです。