若干、想定していたよりも遅れが大きくなって来ています。
とにかく進めるしかありません。
■■■■■■■■以下、『今日の音楽』です。今日もパンク・ロックです。■■■■■■■■
考えてみたらロバート・ワイアット氏の音楽の歴史をボックスセットで顧みようと言う企画を遂行中であったはずなのに、その辺はどこへやら。
元日に、私にとっての大事な音楽を聞き直して原点を振り返ってみたのがいけなかったようです。
本日はバズコックスのオリジナル・アルバム。最近、デモ音源などを盛り込んで2枚組にした物が出回っておりますね。その辺を聞きました。
デモと言っても本テイクの少し前というか、スタジオに入ってからの「もう一押し!」でがんばった段階の物のようです。良く知らずに私はてっきり、自宅でラジカセの録音ボタンを押して録ったというような「曲が生まれた瞬間」を期待したので、その辺ちょっと残念でした。
イマイチの出来で収録を見送ったと思われる曲も入っています。それらはなるほど確かに世に出さないで良かったという水準の物でした。バズコックスにもハズレの曲はあるんですね。(まだ書きたい事があるのですが、時間が無いので中断させて頂きます。)
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そしてもうひとつ。これは懐かしい。レヴォルティング・コックスです。どうかすると15年以上、あるいは20年ぶりくらいになるか、とにかく全然聴いていませんでしたが、ふと思い出しました。音源はもう持っていないと思います。ネットの動画サイトで聴きました。
ごく近年まで活動していたようです。いやもう80年代のどん詰まり付近の自分の生活とかモロモロやらを思い出しますねぇ。テクノ・ミュージックがドカンと来る直前くらいになりますか。「打ち込みで16ビート打たせるとすげー踊れるじゃん」という共通認識が芽生える前、8ビートをひたすら強化させたサウンドに耳目が集まっていた頃の音楽って言うんでしょうか。
この頃は、私もそんな音楽のまねごとをしていて、ライバッハというバンドのスネア音をサンプリングして音を作ってたりしてました。
「ドカーッ!」っていうようなスゴい音ですね。
そこにスカムなボーカルを乗せると独特なワールドが創造出来て桃源郷でした。
ああいうスゴいスネアの音とかって、出始めの頃は、あくまで極端な音が切実に必要な人たちに好まれる手法でしたが、いつのまにか相川七瀬とかの曲にもドエラいドラム音が使われるようになって興が醒めた訳です。陳腐化したんですね。一応この際、決まり事ですので、「ユメ見る少女じゃ居られなくなったんだな…」と添えておくのが書き手の責務と言えるかもしれません。
戻しますが、レヴォルティング・コックスなんて言っても、全く知らないよという方も多いかと思います。それは全く正しいのです。
極端な人たちによる、極端な人たちの為の音楽です。
英語に明るい方ならバンド名から察せられるかもしれませんが、バカを承知で敢えてバカをやろうというようなバンドです。楽しんで聴くのが正解だと思います。「コイツらもバカだね。ホント仕方ねえな。」と言ったスタンスが適当でしょう。
参加メンバーは他に本命のバンドを持つ人たちです。つまりサイド・プロジェクト。そういった位置づけが良い方に働いたのではないでしょうか。