なんとか完成したようです。
ですがその前に。
仕上げの手順として、トリミングをする必要があります。
丸みを帯びたシルエットにすると良いです。
毛が飛び出したりしていて、角張った印象だと、親しみを持てるぬいぐるみになりません。
不要な毛先をはさみで整えます。
お顔と、タテガミの生え際ラインも非常に重要です。丸くなるようにすると良いです。
対処方法としては、増毛します。角張って見える部分を埋めてあげる感じです。
それと細かいテクニックですが、首元の毛先は、奥に向けて長くなるようにすると、奥行きが出て効果的です。
それでは、完成のイメージをご紹介いたします。
(以下の画像は、クリックいたしますと、少し大きくなります。)
中に手を入れて動かしてみましょう。
ギュウム…。
誰かに似ている気がします。どうもパンテラというバンドでギターを弾いていた、ダイムバッグ・ダレルに似ている気がしてきました。いたずらっ子みたいなチャーミングさ。そして彼はあごひげを長く伸ばして、赤く染めていました。半ズボン姿が多かったように思います。(ネット上の画像検索の結果。リンクです。)
ダイムバッグ・ダレルという人はヘビィなロックミュージックのギターサウンドにおいて革命を起こした人なんですが、2004年にライブハウスで演奏中に熱狂的なファンに銃殺されてしまいました。12月8日。奇しくもジョン・レノンが銃殺されたのと同じ日です。
私はパンテラでの彼のギターサウンドに腰を抜かした一人ですが、パンテラ自体はそんなに入れ込んだバンドではありません。ただ、同い年の人でしたので残念だったと思います。
こちらは首元のフサフサを生やす前の様子です。
後ろから見た感じは、こうなります。
2体並べて撮影してみました。
全く同一の型紙から作っているんですが、ずいぶん感じが違います。
(ちょっと本体の布の厚みが違います。それと、口元の処理も違います。)
以上です。大体丸2日くらい植毛に要しますね。
もう少し早く出来ると良いんですが、細かい作業ですし、なかなか大変です。
────────────────────
このぬいぐるみ(ハンド・パペットですが)は、お仕事でお世話になった方に送ろうと思います。
小学生の娘さんがいらっしゃるという事ですので、遊び相手になるかもしれません。
髪の毛がフサフサ生えているので、リボンを付けたりして遊んで欲しいな、と思います。