我が母校の野球部が3回戦まで勝ち進みました。本日がその試合だというので観戦に行ってきました。
(以下、とんでもなく長文の日記です。)
起床。努力しましたが、計画よりも1時間ほど寝坊してしまいました。寝汗まみれの体をシャワーで洗った後に出発です。まずは我が市の海側・平地を目指して南下。幹線道路に出ると西進です。
視線を上げると遠くの山にグレーの雲がかかっています。日差しも弱く、雨が降ってもおかしくなさそう。しかし、夏場に自転車で移動するには、これくらいが好都合です。
蒲原(かんばら)という小さな街のスーパーで食料を調達。MaxValueのチェーン店ですが、24時間営業で便利です。朝食がまだでしたので、ゼリー状の飲料とも食料ともつかない製品を体内に取り入れてみました。昭和生まれの中年としては誠に承服しがたい朝食でありますが、時間はすでに試合開始ちょうどくらい。ノンビリしているヒマはありません。
ほどなくして清水の街へ。ここまでニンニキ的にGo Go Westであった訳ですが、目指す球場は清水を北上した山あいの地点。よって大きく方向転換を行います。実は去年も母校の応援の為にここを訪れていますので、道順としては問題ありません。というか、2回目ですので初回よりも近く感じます。
天候はいつしか快晴。太陽のまぶしさが中年の肉体を容赦なく照らします。球場の手前の数百メートルは傾斜もきつく泣けてきます。現代の地獄はここ清水の片田舎に存在していたのだというユリイカを心のメモ帳に書き終えた頃、とりあえず無事に到着。
すでに3回の表・裏が終わっています。そして驚く事に我が母校が1点のリード中。いそいでスタンドに向かい着席。筆舌にしがたい暑さですが試合に集中。平日という事もあって観戦する人は少なめです。先ほど買った食料を食べながらの観戦。水分とカロリーの摂取は怠らないに越した事はありません。
私に野球の詳しい事は分かりませんが、我が母校の野球部、去年までのチームに比べてもレベルが上がっていて頼もしい限り。
残念な事に中盤を過ぎた後に逆転されてしまいます。しかし落胆も束の間。すぐに同点に追いつきます。この粘りは立派ではないかと思った直後に再度突き放されてしまいました。
実は、相手の高校は第1シードの強豪校です。県内有数の有名校を相手に良く戦っていると言っていいでしょう。最終回に1点返して、わずかその差1点という所まで追い上げましたが、あと1歩及ばず試合終了。5対6で負けてしまいました。惜しい。そして悔しい。もうちょっとでした。しかしどちらが勝っても不思議ではない試合運びだったと思います。繰り返しになりますが、今年のチームは非常に立派でした。野球ですから随所に反省点はあるのでしょうが、おおむね全力を出し切れたのではないでしょうか。
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ついでですので、次の試合も見ようと思います。こちらも県内的には非常に有名なチーム。というか今や全国的にもその名を知られたチームが出る関係上、ちょっと見逃せないのです。
この試合は7回コールドで早めに終わりました。
それにしても暑い。観戦中、動悸が早くなったり意識が飛びそうになったりして、生命の危機を感じる場面もしばしば。決して笑い事ではありません。しかし試合の後半には日が陰り、私の座るシートも日陰に入った為、九死に一生を得ました。ありがたや。日陰って凄いです。
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3時半頃に球場を出ました。帰宅です。数時間を熱射の中に身を置いた影響で頭がガンガンします。それと日焼け。膝小僧が露出していたためヒリヒリします。無理をしてはいけません。反省しきりであります。
ふと頭を上げて、目指す方向を仰ぎ見ますと見事な入道雲が。急激に成長したと思われる立派な雲モクモク。私の目にはソフトクリームにしか見えません。もうろうとする意識の中で決意。「スーパーに寄ってアイスを買って食べよう。絶対に。」かなり消耗していましたから、悪くない決断であったと思います。
そんな訳で午前中にも寄った同じスーパーMaxValue蒲原店でソフトクリーム状のアイスとスポーツドリンクを購入。少し離れた路上で食べて飲みました。
体調を鑑みて、スピードは抑えめ。ゆっくり進みます。由比の町工場の店先でおそろしくショボショボした顔の犬と目が合いました。「なんて情けない顔をしてるんだい。」と思わず笑いがこみ上げます。犬も、今日の暑さが相当にこたえているようです。しかし私もハタから見るとこういう状態かもしれません。ヨレヨレ中年。何はともあれナゴみました。犬の持つ力は偉大です。
富士川の手前、庵原高校の付近の堤防で休憩。こらえがたいほどの睡魔と疲労に襲われ中です。
倒れ込むようにしてアスファルトの歩道に直に横になりました。暑い路面が疲れた体に心地よくマッサージ的な効果を感じます。10数分ほど眠りました。気がつくとヘリコプターが2台、私の真上を飛んで行きます。
再始動。体をダマしダマし進行。道の駅でタオルを濡らし、適宜、顔や首筋を冷やします。
距離としては数キロもありませんが、再び休憩。10数分寝ます。ロゼシアターという公共施設のあたり。
帰宅の道のりはここからがキツくて、長くユルい上り坂。最後の2キロ付近で力尽き、素直に自転車を降りて押して歩きます。
コンビニにて買い物した後、ほどなくして帰宅。命あるままに戻れた事に万感の思いがこみ上げ、安堵の溜息を禁じ得ません。ヒトップロ浴びて、早めに横になってこの日は終わり。野球観戦と運動のみの1日となりました。
走行距離にしてちょうど70キロ。大した登板も無かった訳ですが、非常にこたえました。
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(23日に大幅に加筆しました。)