
今日はイラスト無しです。すみません。(翌日の5月2日にイラストを追加しました)
日記的には体調のお話。
去年の年末から実は“五十肩”で苦しんでおりました。
他の方の症状を見るにつけ「大変そうだな」って思っていましたが、ホントに大変ですね。うでが上がりません。
治るまでに半年はかかるというのが定説であるようなんですが、確かにそんな感じです。
私の場合、右腕だったんですが、やっと痛みが軽くなってきました。変にねじったりしなければ普通に生活できます。
いやもう本当にありがたいです。
1月末の同居する高齢親族がリハビリ病院から退院する日のあたりが一番キビしかったです。
うでを下げた状態であれば力は入るので、うでの使い方を工夫することで乗り切った感じです。
ひきつづき大事にして完治にこぎつけたいです。
思い返せば30代も末ごろにギックリ腰をやりましたけどあれも痛かった。過労気味のところに風邪をひきまして咳をした時に激痛がきました。コシは痛いわカラダはダルいわで大変でした。
その後、地元に帰ってきて自転車で坂道を登ったり降りたりして腹筋と背筋を取り戻してからは再発していません。
私はお医者さんではないので断定はできませんけど、きっと筋肉量の回復が良かったんじゃないかと思います。
“五十肩”の場合、再発するケースは少なめっていうことなんですけど、そうであって欲しいものです。再発を防止するためなら多少の努力はしますよ本当に。
以上、高齢者ならではの健康に関するお話でした。
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残りはすべて音楽のお話です。
もう半月ほど前になりますが、ネットの配信でライブを拝見しました。
そちらの感想を記述しておこうと思います。
東京都の渋谷区に存在するライブハウス「ラ・ママ」で行われたライブでした。
ギタリストの吉田仁郎さんのお誕生日ライブ。去年もネット配信で見たんですけど、今年は吉田さんのギタリスト人生20周年の特別企画で、吉田さんが参加するバンドが4つ揃ってそれぞれが演奏するという、吉田さんは全部のバンドに出ずっぱりという過酷なライブでした。
非常に楽しかったです。それぞれ少しずつ音楽性は違うんですけど大まかなトーンは共通していて全部トータルで聞いて統一感のあるショーって感じだったかなと思います。
今日はその中から最初に演奏したバンド、「ジョリッツ」のライブについて記述します。
全体的に見てとても良かったんですが、このバンドには吉田さん以外にももうひとりギタリストがいます。
その方のオクターブファズ(というギターに接続して音を加工する機械)の演奏が音色といいフレーズといいとても良くて、「いいもの聞けた」という満足感でした。
そのギタリストの方はお名前を「亀」って言うんですが、以前はギブソン社のSGというタイプのギターを長く愛用していたと思うんですが、フェンダー社のデュオ・ソニックに変更したようでした。けっこうタイプが違うギターですのでびっくりしたんですけど最近はもうずっとそっちを弾いているみたいです。
デュオ・ソニックというのはけっこう古いモデルなんですけど、私の記憶が確かならフェンダー迷走期っていうかどこのギターメーカーも売り上げが落ちて苦労していた時の試行錯誤のたまものって感じだった気がします。学生さん向けのいわゆる“スチューデント・モデル”としていくつか発売されたモデルのうちのひとつ。しかし近年になって作られたものはそうした廉価版的扱いというよりは単にバリエーションを増やす目的みたいな位置付けであるように感じます。
オリジナルのスチューデント・モデルはボディの厚みを薄くして価格を抑える努力がなされていたと思いますけど、近年では他の機種と同一なんだと、今回調べてみて初めて知りました。
亀氏が使っているのはリアピックアップがハムバッカーで、ここまでは古いモデルを再発するにあたりリアにハムを載せる仕様というのはよくありますけど、ブリッジにシンクロナイズド・トレモロを載せてさらに実用的にした感じ。ネットでちょっと見た感じですとデュオ・ソニックにシンクロナイズド・トレモロを載せてるやつって見かけないのでその辺はナゾです。しかしこれもおそらくボディ厚を他のと揃えてあるからこそですよね。イナーシャブロックとの兼ね合いがありますのでオリジナル同様の厚みでなければキビしそうだし、なんて想像をしたりしました。
ついでに吉田氏のギターについても記述しておきます。
彼はいつも同じ緑色でブリッジの後方、お尻のあたりにナゾの大きめのキズが入ったフェンダー・ストラトキャスター。22フレット仕様でローズウッド指板。その他はかなりトラディッショナルな印象を与えるごく普通っていうか、特にいじってませんみたいなギター。ピックアップは2~3ミリ出してある的なこれもだいたい普通な感じのセッティング。ヴォーカリストのサエキけんぞう氏が吉田氏がバンドに作った曲を評して「じろうくんの素直さが出てる曲だね」みたいなことをおっしゃってましたけど、そうであればギターに関してもきっと素直なんだろうなって思います。
アンプは去年もそうでしたけどフェンダーの銀パネルのやつ。
ついでに言えば亀氏はこちらも去年と同様にローランドのJC。まぁどっちもライブハウスの常設機材ですよね。
亀氏はトレモロバーを刺してあったので使うのかなと思いましたが、私の聞いた感じアーミングは無し。吉田氏はこの日全体で随所でアームダウンしていたと思います。吉田氏は4バンド完走ですが、全てを緑のストラト1本で乗り切ってました。
配信が始まった時に感じたのは「ベースのフレーズが聞き取りやすい」というもので大変うれしかったです。バスドラムとベースを置く位置に迷いがないというか割と明確に帯域を分けてあってありがたかったです。ライブハウスの現場と配信に流す音では扱いが違うのかそれとも一緒なのか私にはわかりませんけど3年前の音作りに似ているのでオペレータの人が一緒だったのかもしれません。バスドラムを固めてちょっと高い方のピークを上げる的なとにかく聴きやすくて聞いている最中にバスドラムを探す必要がないので曲に集中できて良いなと思います。現場で聞く分には体に振動が来ますので探す必要なんてないんですけど。
しかし今年はとりわけベースの音が聞き取りやすくて非常に興味深く聞けました。フレーズ自体も良いんだなと改めて感じました。
以上、個々の曲自体への言及はないんですけど楽しく聴けたライブでした。良いバンドだなって思います。感謝、感謝。