アニメ化帝国・キバハリアリ〔43〕

 キバハリアリさんがピョ~ンと飛んでいる場面です。

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 ラジオ日記です。

 NHKラジオ第1「文芸選評」を聞きました。

 短歌の日。テーマは「抱負(ほうふ)」。選者は加藤千恵さん。22年ぶりの短歌集を出したとのご案内でした。

 番組で紹介された「抱負」の短歌ですが、私が気に入った短歌は「人の輪の中心に居たい犬の願望」を詠んだ短歌。

 それと「臨月のお母さんがお腹の子の生命を思う」短歌でした。

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 同じくNHKラジオ第1から「山カフェ」も聞きました。

 今年の干支である「ヘビの山を登る」という素晴らしい企画。聴き進めてみると、どうやら例年続く企画であるようでした。

 番組内の仮想“カフェ”のマスターは俳優の石丸謙二郎さん。巳年生まれの年男なのだそうです。

 アシスタントの山本志保アナウンサーもご家族の半分が巳年生まれでみんなニョロニョロしているとのご案内でした。

 ゲストは山岳ガイドの太田昭彦(おおた・あきひこ)さん。太田さんは山岳信仰にもお詳しいのだとか。

 滋賀県にある「蛇谷ケ峰(じゃだにがみね)」から見える楽しいヘビ的風景であるとか、長野県にある「蛇骨岳(じゃこつだけ)」から見える大きな浅間山の姿などのお話を太田さんから伺いました。

 しかし、その蛇骨岳から「晴れていれば見える富士山が小さいけどキレイ」という根拠を欠いた全くの妄言には堪忍袋の緒が切れて激怒いたしました。

 100キロ以上も遠くから見た富士山の裏側がキレイだというのは見間違いです。疲労からくる勘違いです。

 「長野の人たちは日当たりも悪い裏側の富士山の取るに足らない姿を見せられて本当に可哀想だ」と涙をこぼすのが正解なのです。

 私はこれまで山梨県や神奈川県からの攻撃ばかりを問題にしてきましたが、実は長野県も敵である可能性が浮上してきました。

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 別のラジオ番組のお話になりますが、年末に聞いたNHK・FM「ビバ!合唱」において鷹羽弘晃(たかは・ひろあき)さんが登山を話題にしておられました。

 2024年の思い出として、白山だったかと思いますが登られたのだそうです。しかし鷹羽さんから遠回りな静岡批判は聞かれませんでした。

 「やはり現代音楽に連なる作曲家である人の美意識は信用できる」と感じました。

 もしかしたら収録の際に同席していたのが静岡出身である戸﨑文葉(とさき・ふみよ)さんだったからかもしれません。

 確かに静岡県民の目の前で他県から見た富士山のその姿を褒めそやした場合に生きて帰れると思ってもらっては困るのですけど、しかしこれは私にしたところで「静岡から見た富士山以外は無価値である」という活動にもっと励まないといけないな、との思いを新たにしたのでありました。

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 「山カフェ」での太田昭彦さんのお話に戻しますが、「蛇紋岩(じゃもんがん)」についても学びました。

 これも去年のラジオ番組「子ども科学電話相談」で聞きました。岩石鉱物の先生である西本昌司さんによりますと「蛇紋岩はカンラン石と水が混ざった石」であるとのことでした。質問としては確か蛇紋岩から水分を取り出す方法についてだったと思います。「方法はある」ということでした。ただし難しいのだそうです。高温高圧の環境下でできた岩だからだというご説明だったと思います。

 そうした組成であるせいか崩れやすいというか風化しやすいというか、登山においては「下り坂の時にとても危ない。滑りやすい」とのことでした。

 山によっては下りルートにならないように一方通行にして「下山はコッチ」としているところもあるのだそうです。

 岩の性質で登山道に影響があるんですね。

 西本さんが「ラジオ深夜便」でのインタビューで「地球は“岩の星”ですよ」とおっしゃっていましたが、なるほどねぇと思いました。

 長文になってしまいましたので富士山のお写真を掲載しておこうと思います。1月7日の風景です。

 ひさしぶりに雨が降った後の富士山でした。

 雨が降る直前である1月5日の富士山の姿も押さえてありますのでご覧ください。

 やはり積雪している方が見栄えはするかなという感想です。