マツモムシさんの“からだの仕組み”としましては、お尻で呼吸をするらしいのです。いつも水面上を泳いで暮らしている関係から、そっちの方が便利なんでしょうね。きっとね。
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日記です。お昼に久しぶりに庭のそうじをしました。
明日も雨が降らなければ続きをしようと思います。
お昼過ぎにリハビリ病院へと親族との面会をしに出かけました。
下のお写真は本日の富士山です。
ラジオ日記です。
朝にNHK・FM「世界の快適音楽セレクション」を聞きました。
良いな、と感じた曲はゴンチチの「SNOW FLOWER」。メロディアスで良い曲でした。それと同じくゴンチチの「Snow Child」。詩的な世界というか、ちょっと長尺のとても良い曲でした。
本日の番組テーマは「寒い音楽」。選曲は渡辺亨さん。
テーマ設定のせいか静かな曲が多かったですけど、音楽家が一人で出した音楽によいものがあったかなと思います。
Marcus Fischer – Cold Days。音数の少ない静謐な空間。エレキギターとエフェクターをスタジオに持ち込んでの一発録りということでした。
Floating Points – Ocotillo。こちらは素敵な音世界。電子音楽系の音楽家なのだそうです。さまざまなストーリーが浮かんでくる移り変わっていく風景を見せてくれる曲でした。かなりスゴかったです。
BRUCE COCKBURN – High Winds White Sky。素朴な手触りを持つアコースティックな響きでした。
アルバート・コリンズさんの「フロスティー(Albert Collins – Frosty)」も聞きました。これは氏の代表曲と言っても良い曲だと思います。番組進行を担当するゴンチチのゴンザレス三上さんのコメントが面白かったです。要約しますと「ブルース・ギタリストの指の動きには熱量を感じる。感情豊かである。そうなってくると冷たさを感じさせるブルースはダメかもしれませんね。」みたいな感じでした。コリンズ氏は何でしたっけ? アイスマンとか呼ばれていたのかなと思いますけど、私もなぜ彼が冷たいイメージで呼ばれるのかわからないところがあります。アメリカの人的には普通だったんでしょうか。今も映像で多く彼の演奏を見られると思いますけどエネルギーのカタマリっていう方が正しいというか、そう感じざるをえないっていうのが実際のところだと思います。確か弦もバンバン切ってそれを意に介さずガンガン弾くっていうホレボレするような思い切りの良さですよね。あのパキーンっていう音をピックを使わず指でハジいていたというのもすごいですし。そのわりにけっこうあっさりと病に倒れちゃったんですけど。あれは残念でした。太く短くみたいな感じってことでしょうかね。
なんかまたもや熱弁しちゃいましたが、他には「山カフェ」というNHKラジオ第1の朝からやっている悪の番組を久しぶりに聞きました。とにかく山梨県側から見た富士山を褒めちぎるという静岡県への敬意も愛情もない薄汚れた番組なんですが、聴き始めた瞬間から山梨は河口湖から見た富士山がキレイだとか美しいだとか何とか。まるで事実無根の思い込みからくる美辞麗句でありまして、私はもう憎しみと怒りで体全体が震えて震えて仕方なかったです。三ッ峠という粗末な駄山から生電話を介して山小屋のご主人とそのご愛息さんからのお話でした。許すまじ。
あまり怒ると血圧に悪いですので気持ちを楽にしようと思うんですが、たまたま聞いた夕方からのNHKラジオ第1「ちきゅうラジオ」でニューヨーク在住だというJAZZギタリストの中井勉(なかい・つとむ)さんのお話と生演奏に遭遇しました。ジャズミュージックが何より嫌いな私はもう憎しみと怒りで体全体が震えて震えて仕方なかったです。大きなのっぽの古時計をリハーモナイズした実演などを聞きました。宮之上貴昭さんとの対談がジャズ雑誌に載ってるなんて言う情報をネットで目にしたんですがなるほど通じるところがあるかも。
長年かけて作り上げたという力強く太いトーンの説得力がスゴかったです。1弦が0.15だと言いますから驚き。最初は普通に0.09だったといいますから本当にひとつずつ上げていったんだなと思います。努力の人ですよ。やっぱり弦高も(かなり)高いとか。最初は普通のゲージだったと言えば、最初にジム・ホールさんの演奏を聴いた時には何をやっているかわからなかったというのも普通だなと思いました。私は今でもわからないです。しかしそのあたりも勉強されたとのこと。ニューヨークでは終生ずっと戦う姿勢をとらなければならないだろうという言葉が結びとなる放送でした。許すまじ。
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今日はずっと怒りに震えておりました。震えすぎて「シビれ節」です。そこで私的「寒い音楽」を2曲ほどご紹介しようと思います。これがとてもたくさんありまして。
やはりこの80年代のシンセポップとニューウェイヴの交差点という私が好む地点というのは孤絶した若者の在り方とか、苦悩する若者であるとか、背景に冷戦構造があって更にいえば当時は東側って本当にミステリアスであったので疑心暗鬼の膨張度が高かったのですよね。時代を感じます。まぁそんな具合で半そで半ズボンが似合わない感じというか夏でもコートのエリを立てたいとかそんな感じが私の好きなシンセポップでありニューウェイヴなんですけど、いきおいそうした私が聞き集めた音楽っていうのは“寒い感じ”が多いんですよね。わりと質的にも充実しているので「これは私単独でも2時間くらいの番組を作れるぞ」とか気付いたんですが、心を鬼にして2曲に厳選しました。
まずは「Blumen Und Narzissen – Nordsee」です。基本的に当ブログにおきましてはせっかく紹介するんだからあまり知られていないものをと思うんですが、これは大好きですので仕方ない。アンドレアス・ドラウさんですよね。「北海」という意味の曲タイトルなんだそうですけど、たしかに寒々としていると思います。
うおぉぉあと1曲か。これはどうでしょう。「Shox Lumania – North To North」。ルーマニアって書いてありますけどアメリカはニューヨークのバンド。1981年の曲です。とても変な感じの人たち。たぶん音楽的な中心はリチャード・ボーンさん。ご自身の他の曲でも聞かれるのと同じシンセサイザーによる遊びなども含まれています。要するに当時のクラウス・ノミさん周辺の奇抜な人たちでありまして、このあとすぐですよね。当時のHIV渦。ヒト免疫不全ウイルス。詳しくはないですけどこのバンドメンバーの中であるとか周辺であるとか命を落とした人がまぁ少なからず居たんじゃないかなっていう、違う意味で寒くなるそんな当時の状況の一端を伝える録音物って感じでしょうか。こうした音楽や人たちが好きな私としては線香の1本でも手向けたいという心境です。ニューヨークはそういう意味でも最先端でしたからね。バタバタと知人友人が死んでいくという。死生観が変わって当然ですけど。
あと関係ないんですが、先日の六角精児さんのラジオ番組で「食べ物の音楽」っていうのを聞いた時に思い出した曲もご紹介しましょう。ゴンチチのゴンザレス三上さんがラジオで度々「オムレツのおいしさ」について語っていると思うんですが、歌の中で何度も「ダス!オムレット!」と歌われるわりと長くてシアトリカルだけど遊び心が充満しているかなという曲「Kochkunst – Das Omlett」です。1989年のドイツの作。バカバカしくて良いです。
あとは去年でしたか「世界の快適音楽セレクション」で知った「Julian Lage – Northern Shuffle」をネット上で聞き返しました。「寒い、North。」っていうことでありまして。この人もジャズ畑の人ですので当然許しません。怒りで体が震えてきます。
Coldreamっていうバンドの「Eyes」という曲を寒くなると聞きたくなるんですが、以前に当ブログでも記述した通りですが、つい先日にもやっぱり聞いてやっぱり感動しました。以上です。