こちらを振り返る直前のマツモムシ氏です。
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以下はラジオ日記です。
NHKラジオ第1で午前中にやっている平日の帯番組「ふんわり」を聞きました。
木曜日は通常であれば俳優で音楽家の六角精児さんと澤田彩香アナウンサーの担当日なのですが、六角さんは関西に小銭を拾いに行く用事があり、澤田さんはフランスはパリで行われているパラリンピックの報道のため長期の出張中。
今日はミュージシャンの谷口雄さん、音楽ライターの北爪啓之さん。そして中川安奈アナウンサーという布陣で楽しい音楽とおしゃべりという構成でした。
中川アナは番組でかかる初めて聞く音楽に対しておっしゃることが的確で驚きました。さらにこれまでに聞いてきた楽曲に対する印象を自分の中でよく整理しているようで、「この曲はあの曲に似ていますね」であるとかの関連を見つけ出す力に富む人だと感じました。単に音楽としてでなく詩の中で語られている物語であるとかにも着目しご自分の中で分類している様子も垣間見られました。
10代の頃にプエルトリコで育ったということでなかなか貴重な体験をもお持ちのようです。
番組後半で流れた中川アナのリクエスト曲はビヨンセさんの「クレイジー・イン・ラヴ」。私は初めて聞きましたが有名な曲なんだそうです。ループで鳴っているのは「The Chi-Lites – Are You My Woman (Tell Me So)」という1970年の作だそうです。歌われている内容にも即していて、良いサンプリングなのかな、きっと、と思いました。私はどっちかっていうとこの古い曲の方が好きかもと感じました。しかしどちらも良い曲です。ビヨンセさんといえば米大統領選の片方の候補者であるカマラ・ハリスさんを応援する立場として楽曲「フリーダム」を歌っているのを見かけた記憶も新しいわけです。ちょっと調べてみたんですけど私の想像をはるかに超えるスーパースターですね。こりゃ大変だ。テイラー・スイフトさんもハリス氏支持ということですけど、こちらもまたスーパースターということですので相当に賑やかな感じです。私はカマラ・ハリスさんが次の大統領になると良いなと思っています。ウソを本当であるかのように強弁するような社会や政治は結局は国の弱体化を招くというのが今の日本が置かれている状態であろうと感じています。
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番組を聴いた感想に戻そうと思います。ミュージシャンの谷口雄さんの初めて買ったCDが米ブルース・ミュージシャンのロバート・ジョンソンさんのコンプリート・コレクションであったとかそんなお話を聞きました。コンプリートといってもあまり録音数が多くない人だったと思いますが、ともかく繰り返して聞くうちに良くなったとか、そんな感じだったと思います。
私個人はロバート・ジョンソンさんを全然攻略できていません。いつになるのだか。しかし早めにしておかないと多分そのうち私の寿命も尽きてしまいます。
北爪啓之さんに関しては六角さんに連れて行ってもらった競輪でちょっと買って高額なレコードを手に入れることができたというお話でした。
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ここで突然に私のライフワーク「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80s」なんですけど、お題は「ギャンブル」っていうことですよね。あるんですよ。多分この先、土曜日のFM放送「世界の快適音楽セレクション」でも「ギャンブル」っていうテーマは来ないと思いますので、こっちで書いておきましょう。
「Star Gamblers – Is It Really A Dream」です。女性ヴォーカルによるドリーミーな曲。私はとても好きです。
ネットの動画サイトで見ていただくとわかるんですがジャケット写真がダサい。音もそんな感じで古色蒼然としてます。ほとんど具体的な情報に欠けるシングル盤なんですけど、おそらく80年代前半。どうかすると70年代末の製作であっても驚かない感じですね。モッサリしてます。個人的にはZTT以前って思うんですけど全くのあてずっぽうです。
レーベルのカタログ番号っていうんですか、連番を見ましてもこれが最初。後に続く音源もないという濃厚な線で自主制作。しかし音作りは堅実。音楽的にも決して簡単なことしてるわけじゃないですからね。チグハグなところもないしなぁという不思議な音源です。
作曲した人のウラだけは取れていてフランスのなんかのプログレバンドにいた人らしいです。けっこう作品も残しているので、きっと量産のきく人なんではって思います。
以上、知ったことで逆にモヤモヤするっていう、しかしこうした細かいシンセポップを聞いていく上ではよく出会う「この人たちこの後どうしたんだろう?」みたいな音楽の系譜ですね。そんな系譜は無いですけどね。