コスタリカ キンカジュー帝国〔02〕

 キンカジューは果物や花のミツを好んで食べるのだそうです。そのあたりをイラスト化しました。

 手に持っている果物は「マンゴー」を意図しています。

 しかし大きさを間違えたかもしれません。

 もっと大きめにマンゴーを描いた方がよかったなと思います。

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 日記的な記述としては自転車で軽い荷物を運搬しました。直後に買い忘れのためにスーパーマーケットに逆戻り。重い荷物を運搬しました。ちょっと離れた場所にお店はあるので1時間半ほど自転車をこぎ続けるといった結果になりました。

 今日は早く寝ます。明日は朝から地域のイベントの運営をします。

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 ラジオ日記としては「世界の快適音楽セレクション」を聞きました。

 今日の番組テーマは「美の音楽」。選曲家は渡辺亨さんでした。

 Gontitiの楽曲「桜舞う道」と「Bamboo Chair」が美しかったです。

 カーン・リーさんの「美しい昔」という曲を初めて聞きました。大変よかったです。

 David Raksinさんの「The Acting Lesson」も聞きました。この曲はすごかった。ゴンチチのお二人のコメントとしては「最初のコードが鳴らされた瞬間から涙が出る(くらい美しい)」とのことでした。同感です。ストリングスが超美麗でした。

 先日にラジオでジョニー・ホッジスさんのソロ演奏というかアルトサックスの演奏を聞いたんですが、単音(アルトサックスなので当たり前ですけど)白玉の吸引力がすごかったです。David Raksinさんにしろジョニー・ホッジスさんにしろ簡単に見えるところでグッとつかむ力がすごいですね。

 なし崩し的にジョニー・ホッジスさんの話題に接続しました。これは別のラジオ番組でありまして先々週でしたか「ジャズ・トゥナイト」で聞きました。とろけるようなポルタメント。それと音使いというかメロディー作りがすごかった。楽曲中のソロ演奏はそれ自体が作曲みたいな言われ方をすると思いますけど、ああも素晴らしい実例を見せられると肯首するしかございません。

 ソロ演奏といえば去年でしたかネット上において「若い人は時間節約のためにポップスなどのギターソロを聞かずに早送りしてしまう」というような話題があったと思います。ケンケンガクガクの議論の様相もあったようですけど、しかし聞いてみてこれは聞き逃せないと思われればそれは聴くわけで、よくあるソロ演奏の域を脱していなければ飛ばされちゃうのも仕方ないかなっていうのが私の意見です。

 そんな中で聞き逃せないものがあるなっていうギタリストが私にとっての最近はメアリー・ハルヴァーソンさんなんですけど、先週の「ジャズ・トゥナイト」を聞き逃しサービスで聞きましたが新譜の紹介がありました。2曲聴けたんですけどこれは充実作じゃないかって思いました。素晴らしかったです。私はやはり彼女の作品についてはロバート・ワイアットさん的な浮遊感を感じるんですけど、ジャズ評論家の大友良英さんによるとエリック・ドルフィーさんが自作の中で構築した音楽的なアイデア、調がふたつあってそれぞれが半音違いであれば12音の全部が使えるみたいなものらしいのですけど、中心音がわからない中での音楽ってことですかね。間違って理解しているかもしれませんけど。しかしそんなエリック・ドルフィーさん的世界にメアリー・ハルヴァーソンさんは影響を受けているのではないかってことでした。実際にそのエリック・ドルフィーさんが亡くなる直前に残した名盤「アウト・トゥ・ランチ!」の中身を番組の後半で全曲聴いたのですけど納得。大友説は正しいのかもしれません。やはりジャズ事情はジャズ側の人間に聞くのが一番ですね。

 それにしてもハルヴァーソンさんはアウトプット量も多いし質も高いしすごいと思います。同じく大友さんの紹介によるとアメリカだったかのジャズ系専門誌のギタリスト部門の支持投票の一番に選ばれたりもしているそうですけどまぁそれはそうなんだろうなって思います。ちょっとこれはただ事ではないのでは?っていう音楽だなって聞くだに思います。

 ここからエリック・ドルフィーさんの名盤のお話に戻しますけど、決して難しい音楽ではなくてカラフルで楽しい内容であったのには驚きました。ヴィブラフォンのボビー・ハッチェンソンさんという方の貢献も大きいのではないかと思います。あとやっぱりどうしても書いちゃいますけど若き日のトニー・ウィリアムスさんがすごい。理解力とそれを反映させる表現力の巧みさに驚きます。録音したのでもう1回聞こうと思います。この日の番組ではギタリストの井上銘(めい)さんのギターもかなりちゃんと聞けましたしよかったです。

 最後に余談ですがこの文章はフィリップ・グラスさんの「Dance No.4」という曲を聴きながら書きました。大変に久しぶりに聞きました。この曲も美しいですね。ちょっとバッハさんっぽいんでしょうか。私が新宿に住んでいた最後の頃にたぶんタワーレコードの上の方で買ったCD「フロム・ザ・キッチンなんたら」みたいな盤に入っていた曲です。