ハダカデバちゃん帝国〔29〕

 寝ているハダカデバちゃんのイラストです。

 ノンキですね。

 お知らせになります。本日で「ハダカデバネズミ連作」はおしまいです。ありがとうございました。

 1ヶ月も続くとは思っていませんでしたけど擬人化がうまくいったというか楽しくできたと思います。

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 日記的な記述です。

 お昼過ぎから体調を落としまして。午後はずっと横になっていました。夜になって回復してきた感じです。

 もしかしたらきのう外出が多く体を冷やしてしまったのかも。

 きのうといえば下校する高校生の男の子たちがワイシャツだけで自転車を漕いでいる姿を目撃いたしまして「若い! 寒くないのかな!?」って思ったんですが、私は厚着していたんですけど冷やしてしまったようです。寄る年波には勝てません。それ以前の数日間における疲労の蓄積なんかもあったのですけど。

 日曜日には地区のイベントのお手伝いがあるので用心深く体調を崩さないように進めていきたいです。

 準備もおおむね終わってきました。制作物については完成したと思います。

 あとは当日の流れを頭に入れたり、参加者の人たちに伝えなければいけない点の復習など。

 イベントの内容を書いておきましょう。

 前半が「地元の大きな公園の自然観察」後半は「自然の素材を使ったアクセサリー作り」です。

 参加者を地区内から募集したんですが、思っていたよりも年齢層が低いので、それに応じた話し方が必要になりそうです。

 男女比は男の子は募集してくれなかったようで、女の子ばかりです。男の子向けの色合いの素材も用意していたのでちょっと残念。女の子が多いだろうなという予想自体はあったんですが。地域のイベントとしては偏った方向に向けた企画というのはちょっと都合が悪いんですけど結果は結果。まぁ、この先どうしようかなってことになるかもしれません。とりあえず現在の気持ちとしては当日にベストを尽くすっていうことしかないです。

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 ラジオ日記です。

 NHKラジオ第1。お昼前の番組「ふんわり」を聞きました。

 俳優で音楽家の六角精児さんプレゼンツ「宇崎竜童さん、藤本卓也さんの音世界」みたいな企画を聞きました。とても良かったです。

 2人の作曲家。いずれもロックをベースにした幅広いお仕事なんだそうです。

 六角さんの歌に及ぼした宇崎さんの影響などもなんとなく通じてきました。お体に不調を抱える六角さんの死を覚悟した中身の濃さを感じました。六角さんはご自身のバンドの新しいアルバムの録音作業を終えたということですけど、それこそ「ラストアルバムである」という覚悟もお持ちなのかもしれないと思いました。立派です。

 番組では藤本卓也さんの作品も多く聴いたのですが、私は知っているものが多かったです。しかし実のところ藤本卓也作品だとは知らなかった曲がほとんどというありさまでありましてむしろ再発見。勉強になりました。

 番組の中では「藤本作品における女声コーラスの多用。ミステリアスな感じ」というポイントが注目されていました。確かに聞いていくとなるほど。そういう編曲が多いのでした。

 そこで「私の好きなミステリアスな女声コーラスを使った歌謡曲」のご紹介をしておきたいと思います。

 としかずみ「あなたと別れて」です。

 冒頭のファズギターと女声コーラスですね。素晴らしい。ファズとコーラスは最後まで残ってサポートしていきます。私としては名曲だなと確信しとるワケなんですが。

 1972年の作品。作詞は石津じろうさん。作曲は山田年秋さん。編曲が伊藤幸彦さんです。

 聴けばわかるんですがオバちゃんボイス。しかしさらによく聞くと「これ、出生時の性別は男の人だな」と気づきます。しかしサビの高音の伸びは素晴らしいと思います。かなり聞かせるのではないか。私の中では決してキワモノっていうんじゃなくて繰り返しになりますけど名曲ド真ん中なんですよね。

 想像するに本名はおそらく「としかず」さん。他にも何曲かシングル盤を出しているみたいなんですけど、この「あなたと別れて」が声域であったり声質が持つ世界観っていうんですか、非常に寄り添ったイイ出来だなって思います。初めて聞いたよなんていう方がもしもいらっしゃいましたらどう思われたかなと気になります。「としかず」さん、今はどうされているんでしょうね。幸せにされていると良いなと思います。

 あとはもうファズギターに尽きるかなという感もあり。ときおり割れてかすれるところなんかワビサビの境地でありまして名演だなって思いますよ。狂おしくもありその裏に張り付く諦念。運命を受け入れるみたいなね。そんな曲じゃないでしょうか。