コウモリ帝国〔04〕

 おなかをすかせていたコウモリさんが、くだものを食べているイラストです。

 大きなコウモリはくだものを食べる種類が多いのだそうです。

 もちろんそのときの体勢は、私がイラストに描いたようなものではありませんので念のため。これじゃただのマンガです。

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 ラジオ日記です。

 昔の蒸気機関車「彗星」が駅を発つときの汽笛の音やホームのようすを録音した音声を聞きました。非常に良かったです。蒸気機関車の音には動きがありますね。

 今では蒸気機関車って地方の小さな駅から駅へと走っているイメージがありますけど、当然ながら昔は都市圏の立派なホームからも出ていたんだなと思いました。

 NHKラジオ第1「鉄旅・音旅 出発進行」より。

 つづく「文芸選評」。

 今日は俳句の日。兼題は「鰤(ぶり)」。選者は西村和子さん。

 メニューが書かれた黒板の「鰤」のところに星印がしてあったよ、という俳句が私は好きでした。解説として「ちょっと誇らしげなところ、自信作だったのかな。その光景が良いですね」みたいな感じ。私もそうだなと思いました。

 今日の放送はブリ大根の話題が大活躍。

 つづく「ひるのいこい」の冒頭は野菜栽培のお話でした。「畑で採れた丸々とした白菜でキムチ作り」というもの。ご家族で食べるということだそうで、楽しげな雰囲気が伝わってきました。私はキムチを食べる習慣がないのですが、高年齢に差し掛かり、味覚の方向性もずいぶん変わってきたと感じております。もしかしたら今なら美味しく思うかもしれません。色彩的にいかにも辛そうなのが恐怖感をあおるなと感じるのですが。

 つづく朗読のお時間は夏目漱石さんの短編「文鳥」の第1回。お話の内容も朗読の浅井理(おさむ)アナウンサーもとてもよくて、夏目さんの文体を表現するにぴったりな読み方だと思いました。おちついて聞けました。

 来週はどうなるのかなと思い、出来心でちょっと調べてみたら悲しい展開が待っているようす。この先を聞ける自信がなくなってしまいました。

 NHKラジオの朗読で初めて知る文学というのが私は多いんですけど、「野菊の墓」を以前に聞きました。聞いたことを非常に後悔しています。かわいそう。考えてみればタイトルに「墓」と書かれている時点で気付くべきだったんですけど、やるせない。もっとホノボノとしたかわいらしい恋愛物語だと思っていました。

 このまま本日のエントリを終わらせるのはあんまりですので、最後はかわいらしくしようと思います。こちらもNHKラジオで聞いたお話です。

 「らじるの時間」より。今週の担当の中村慶子アナウンサーの子育てエピソードが可愛かったです。

 朝のあわただしい時間に、6歳の息子さんが服を後ろ前に来ている時があり、ムキョーっとなるというお話でした。上下そろって後ろ前の時もあるそうで、子供の頃に前後の区別に苦労していた体験などを思い出します。また息子さんをとがめた後に自分の服を見てみたら自分も後ろ前だったという、よほど急いでいたんだなと思える。知らないお宅の出発前の一場面を垣間見た思いでした。