甲府星人帝国〔29〕

 浮上するUFOのイラストです。

 逃げ帰った男の子がご家族を連れて現場に戻ってみたら、真っ赤に燃えるような光を発するUFOが浮かんでいたんだとか。

 以上、大変に興味深い「甲府事件」でした。

 明日も「甲府事件関連」のイラストを掲載する予定ですが、「(甲府事件本流とは違う)派生系」についてのイラストです。

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 お話がひと段落したところで私の「シマシマズボン・コレクション」のご紹介です。

 まずは1本目。

 これは「甲府事件」の男の子が写真の中で履いているシマシマズボンにテイストが似ています。似ているんじゃないかと思います。

 記憶は定かではないんですが、色合いとしては近いのでは。

 もう1本です。同じメーカーのものです。

 どちらも長い期間しまってあったものなのでシワシワですね。

 色合いとしては、昔のそのズボンにも「青系」と「赤系」があったような気がします。しかし正直に申しまして、ストライプのパターンとしては「ちょっと違うかな。昔に学校のお友達とかが履いていたのとは違う気がする」という感じです。

 どちらも別に「甲府事件」を思い出して買ったものではないんですけどね。たまたま似ているな、じゃブログに載せようかな、と思った次第です。

 実はもう1本あります。

 色合いが素敵だなって思って買ったんですが、これは布地が別珍っていうんですかね。履いてみて知ったんですけどメチャクチャ暑いです。厳冬期の屋外じゃないと履けません。

 これもメーカーとしては同じ会社のものです。

 たぶんこのブログを見ている人の中にはファッションとかに詳しい人はいないだろうな、そういう話題も普段は無いし。って思っているんですけど、特にこの別珍のやつはけっこうお値段的には高かったと思います。個々の価格は覚えていないんですが。

 一応私の人生のまとめとしては「東京にいる間はずっと貧乏だった」ということにしているんですが、ほんの数年だけそうじゃなかった時期があるのです。

 こんな変なズボンはお金があるときじゃないと買えないですよね。

 以前にご紹介したベルボトムのジーパンもそうかもしれません。 

 なんでも経験ですので買ってみて良かったなと思っているんですが、着る機会がないのが残念です。

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 ラジオ日記です。

 「子ども科学電話相談」を聞きました。久しぶりな気がします。今日は「気象」、「動物」、「昆虫」の質問が寄せられる日でした。

 昆虫の先生は小松貴さん。フンコロガシの行動で天気予報ができるという「フンコロ予報」というのが虫好きピープルの間に存在するようだ。ということを知りました。楽しいです。というか今日の番組は全編楽しかったです。

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 「吹奏楽のひびき」を聞きました。NHK・FM。新実徳英(とくひで)さんの「3つのアヴェ・マリア 女声合唱とピアノのために」を聞きました。素晴らしく柔らかく美しい音楽でした。

 ネットの短文SNSで新実さんのことを調べてみたらちょうど子どもたちの合唱を指導、指揮している写真が見つかりました。それとともに新実さんのブログがあることを知りました。

 子どもたちの合唱を指導することについて書かれていて、蓄積が大事である。成果として現れなくても、発表会が近づくにつれて急激に良くなってくる。子どもに限らずその傾向はあるね。みたいな内容だったと思います。

 他のお写真もありましたが、子どもたちを前にして音楽指導に熱中しているその表情や体の張りを見て新実さん若いなと思いました。

 きのうのラジオ番組「クラシックの迷宮」では野田暉行(てるゆき)さんの音楽を聞きました。すごかったですね。特に私は「音楽劇 海に落ちたピアノ」が良くて引き込まれました。そしてこころがかき乱される思いでした。ちょっと泣いてしまって。ひとりでラジオを聴いているとこういう場合に恥ずかしくなくて良いですね。

 それで野田暉行さんについて調べてみて改めて新実徳英さんと、9月に亡くなられた西村朗さんの関係というかふたりとも野田さんのところにいたことを知りました。たしか西村さんも番組「現代の音楽」の中で新実さんのことを「(自分にとっての)お兄さんみたいな感じ。けっこうカッコいい」とかそんな風におっしゃっていたかもしれません。

 新実さんの最近のブログの内容を見るとまさに西村さんのことが書かれていたので読みました。

 5月に集まって西村さんも上機嫌であったとか、やっぱりその時にも白ワインをみんなで飲まれたんだなとか。「寝ても疲れが取れない」ということはおっしゃっていたんだな。とかを知りました。

 どうやら入院というのはギリギリまでしないで作曲をしていたと知りました。頭の中心に病巣があるご病気だったと思うんですが、なかなか集中するのも難しい中でご自分にとっての美の世界の構築。最後になるかもしれない戦いをしていたんだなと、たぶん思います。ここは私も今後の人生の中で何度か参照するべき時が来るんじゃないかという気がします。

 新実さんは西村さんが入院するその日にご自宅へ行き、ベッドからずり落ちる西村さんの体を引き起こすなどされたそうで、ちょっともうこうして書くのもツラいですね。50年の付き合いのある中で友達の体の重みや感触を深く知るというのは重い体験だなと思いました。

 それと新実さんが詠んだ歌がありました。金木犀の歌でした。

 金木犀の葉っぱのざわめきとか、香りに包まれる中でどうやら西村さんの声を聞いたのだと思いました。

 今朝聞いた「3つのアヴェ・マリア」ですけど、選曲された下野竜也(たつや)さんにしてももしかしたら新実さんと西村さんの長い関係を思って選ばれたのかもしれないなと思いました。きれいな曲でした。

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 そんなワケでラジオ番組「現代の音楽」ですよ。今日は川島素晴(もとはる)さんの担当週。

 ざっくり言って特殊奏法の紹介なんですが、そのなかでも作曲家自身が演奏した音楽の数々のご紹介。川島さんは博識ですね。川島さんご自身も自作自演を多く手がけている人なんだそうです。

 ハインツ・ホリガーさんのオーボエによる重音演奏はすごかったです。普通のものではない音を聞きました。

 クラリネットとトロンボーンの特殊奏法も続きました。それぞれイェルク・ヴィトマンさん、ヴィンコ・グロボカールさんの演奏。このあたりは音楽家でジャズ評論家の大友良英さんがお好きそうな感じだと思って聞きました。確か南米のサキソフォン奏者だったか、音にバンドパスフィルターをかけてレゾナンスさせたような独自の音を持つ演奏家とセッションされていたと思います。スゴい人は世の中にたくさんいるものですね。

 川島素晴さんご自身作の特殊な音楽もあるそうなんですが、それは無音の演奏で「顔の表情が移り変わっていく」という、ラジオ向きではない曲なのだそうでした。

 曲である。というからにはおそらく譜面があるんでしょうね。怪作です。川島さんはわりとこういう笑いのフィールドはお好きなんだと思います。