カムイサウルス帝国〔09〕

 鼻をふくらませて鼻息で「プン!」と言わせているようなカムイサウルスさんの横顔イラストです。

 はっきりとしたことはわかりませんが、ハドロサウルスの仲間の頭蓋骨は鼻周辺の空洞が割と大きいのだそうです。いわゆる「鼻腔」ということになるかなと思いますが、そこに空気を溜めることができたのではないかと考える説があるのだそうです。

 海のそばに住んでいたカムイサウルスさんは、鼻の穴を閉じる仕組みを持っていたのではないかとされているようです。これは他の動物であってもよくありますから確かにそうだったのかもしれません。

 もしかしたら海中に頭を突っ込んで海藻を食べるときに、ある程度の空気を溜めておく空気タンクみたいな機能もあったかなと私はよく知らないですけど想像しています。

 そして仲間内のコミュニケーションの用途もあったかもと思います。それがイラスト化してみた「プン!」っていう音なのです。

 ノドを使った通常の「鳴き声」の他にも、別の音を出せたんじゃないかと考えると楽しいと思います。

 群れで暮らしていたとされるカムイサウルスご一同ですから、食べ物を探しながら移動する際など「自分はここにいますよ」というような意味合いで互いに音を出し合っていたのかなと思います。

 そこら中で「プン」「プン」いっていたのではないか。という次第なのです。