子&その他どうぶつ帝国〔18〕

 龍の後頭部のイラストです。

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 ラジオ日記です。

 今日は主に「NHKラジオの聞き逃し配信」を聞きました。

 「子ども科学電話相談」

 「昆虫の先生」が交代されたということで要注目なのです。久留飛克明(くるびかつあき)さんとバトンタッチされたのは小松貴(たかし)さんです。

 小松さんは、私にとりましては、以前のNHKラジオにおける連続講話で聞いておりました。大変に知識が深く、そしてまた人としても面白い方です。

 今回また改めて調べてみますと、本格的に研究者としての道を意識されたのは丸山宗利(むねとし)さんの研究室を訪れたことなどがきっかけであったとか。

 丸山さんも「子ども科学電話相談」において、よくそのお話というか回答を聞いているわけです。

 小松さんはすでに昆虫の世界ではかなりよく知られているようなのですが、新たに日曜日のお昼付近という放送においてますます有名になり、そしてまた昆虫の世界の紹介者としてよく知られるようになるのではと思います。

 「ヒトとイヌがきらい」とおっしゃる小松さんですので、番組中に相談を寄せてくれた小さなお友達にいきなり食ってかかるというような局面をも想像しておりましたが、そういうことはなかったです。虫のことを話されている最中は大丈夫なのかもしれません。

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 悪の放送番組「ジャズ・トゥナイト」も聞きました。「1920年代の録音から」という切り口。

 技術的には電気を用いずに音盤に溝を刻んでいた頃から、電気的な増幅を用いての録音への移行。その音の風景の違いをも楽しめる内容。また内容も素晴らしかったです。中にはかなりファニーな曲もあり、当時の人々が面白がって聞いている様子なども伝える内容でした。

 個人的な音楽聴取のお話になるんですが、マルティヌーさんの曲をまだ断続的に聞いております。ネット上の動画サイトにおいて。番組「クラシックの迷宮」で「ハーフタイム」っていう曲が気に入りまして。そして今回新たに「キッチン・レヴュー」っていう曲を知りました。

 これがやっぱり1920年台後半の曲。どうもいろいろ聞くにつけマルティヌーさんの20年代の曲はわりと私にとっては良いみたいです。

 マルティヌーさんの作品集には「ジャズ&スポーツ」っていうのがあるみたいなんですけど、そのジャズ面を伝える曲であるようです。「キッチン・レヴュー」という曲は。

 おそらくあまり肩肘張らずにというかんじの作り方をされていると思うんですが、技術的な試みという面では違ったかもしれません。作曲家の人はそういう冒険をいろんなところでする場合がママ見られます。

 私の感想としては、比較的にわかりやすくジャズっぽさの導入が成功している曲ではないかと思いました。

 バレエ用の曲であって、1幕ものの軽い内容であるようです。おたまとかスプーンを持って踊ったりするとか。そんな記述を目にしました。曲もそんな感じで楽しかったです。

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 松尾潔さんの番組「メロウな夜」も聞きました。後半に坂本龍一さんへの追悼の言葉やら、坂本さん亡き後の今後の決意などを含んだ発言あり。

 またジャム&ルイスの作風を支持する流れへの言及もありました。再びその波が打ち寄せているみたいな感じの文脈。いわく「ヤオヤ・サウンド」ということでローランド社のドラムマシンであるTR-808の音についておっしゃっていました。個人的には「ジャム&ルイス」と申しますとむしろ「MPC3000」なんですけど、これはどちらも正しいのでどうということもないのであろうと思います。