子&その他どうぶつ帝国〔11〕

 重い荷物を運搬しました。きのうに続いて2日連続です。

 きのうよりは少し軽い荷物10キロほどでした。荷台に乗せた箱の中で中身が動いて安定しなくて困りましたが無事に到着。

 午後は疲れが出たみたいで寝て過ごしました。

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 ラジオ日記的には、NHKラジオの聞き逃しサービスを用いて、昔の人たちのしゃべる日本語の録音の数々を聞きました。

 新年度より始まった、NHKに残る古い録音素材を聞いていく番組「伊集院光の100年ラヂオ」という1時間弱。

 伊集院光さんがメインの番組です。TBSラジオとの関係が悪化した伊集院さんのラジオ人生も落日を迎え、そして閉じようとしているんだと思います。

 まさに今、ラジオの歴史の中の項目のひとつとして伊集院光さんのラジオ人生それ自体が収まろうとしているわけで、そんなタイミングでラジオの歴史100年を振り返ろうとする番組へのご出演というのは不思議な縁としか思えません。

 私もラジオを愛する人間のひとりとしてこの番組の成り行きを見届けようと考えています。

 初回としての番組の内容は、これからの予告みたいな感じでした。「ニッポン時空旅」でも取り上げられた「ラジオ体操の最初の頃」の録音も聞けました。元陸軍軍人の方の元気な声が聞けて嬉しかったです。体操が進むにつれてますます調子が出てくるところなんかリアルで楽しかったです。

 今後の予定としては山田耕筰さんの肉声なんかも聞けるんだとか。それとデパートが自前の合唱団であるとかを持っていた頃の録音ですね。こちらも聞けそうです。

 山田耕筰さんといえば、日本におけるオーケストラの創設。これを氏は「オーケストラ運動」でしたっけ、そのような名前で位置付けていたということでした。そのへんの事情は山田さんの残したエッセイ集の朗読。これもNHKラジオで聞いたわけですけど、当時(ちょうどラジオ放送が始まった頃)の日本では、その物珍しさから客寄せの目的などでデパートが楽団を持っていたのだということを学んだのでした。

 合唱団も存在したとは知りませんでしたが、やはりこれも商売上の思わくと、文化を担うという社会的役割りなどが合致したものだったんだろうと思います。なにはともあれそうした音声記録を聞けるというのは嬉しいです。

 伊集院さんがこの先、NHKラジオとのご関係をブチ壊すまでは番組も続くのかなと思いますので、できれば全編確認してこれまでのラジオの歴史を通して日本の人たちが何を聞いてどう楽しんできたのか。その生き生きとしたところを知っていきたいと思います。