ツノゼミ帝国〔10〕

 ヨツコブツノゼミさんがラーメンを食べているところです。

 このイラストは当初「ヨツコブツノゼミさんがイスに座っているポーズから発展させよう」と考えて描き始めたはずなんですが、なんと肝心の「イス」そのものの描写を忘れて仕上げちゃいました。面目ありません。下書きがあらかた出来たところで「思っていた以上によくできそうだぞ」と盛り上がっちゃったんですね。「よし仕上げちゃおう」という感じでした。一拍おいたほうが良かったかもしれませんね。

 ポーズだけは、あたかもイスに座っているような体勢です。これはかなり足腰に無理がありますね。ヨツコブツノゼミさんにツラい思いをさせてしまいました。申し訳ない気持ちです。

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 本日は町内に存在する画廊にて、以前に町内会の活動でお世話になった方のイラスト展を見てきました。大変な労作ばかりで頭の下がる思いでした。

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 きのうの夜のことですが、会議でした。小学校区の「まちづくり協議会」関係です。

 開けてのお正月に予定されているお焚き上げ。“どんど焼き”と称するんですが、その手筈について、担当するお仕事の割り振りなど。今回もコアなメンバーで多くをカバーすることになりました。手伝ってくれる方が数名ほど出てくれればありがたいのだが……どうだろう。という感じです。

 それと春の「桜祭り」について。実施内容を確認しました。今回の「桜祭り」で最後の開催になるかもしれません。個人的にはのんびりした富士市民のマインドにも合う素敵なイベントだと思うんですが、この先の人員的な事情を鑑みるに廃止にする方向で進んでいます。もう町内会長の集まりでは廃止という意思が出ていますので仕方なさそう。

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 ラジオ日記です。

 所用あって朝の1時間ほどは外出。そのため「世界の快適音楽セレクション(NHK・FM)」は少ししか聞けませんでした。

 「文芸選評(NHKラジオ第1)を聞きました。今日は短歌。選者は東直子(ひがしなおこ)さん。東さんはNHKラジオ第2にて「カルチャーラジオ – 文学の世界 – 生きていくための現代短歌」という連続講座が進行中です。私も今週は「聞き逃しサービス」にて数回分を聞きました。

 とくに「動物」を詠んだ回が良かったです。

 私が気に入ったのは、「土ぼこりで汚れて帰ってきた犬がブルブルッと身ぶるいして汚れを落として自分がいつもいる場所に身を埋めた」という状況を見た作者が「どこかの砂漠から帰ってきた犬みたいね」という気持ちを込めて作った短歌でした。ドッグ氏の体から離れた土ぼこりがキラキラと輝いて見えたのかなと思いました。同時に淡々としたドッグ氏の振る舞いも目に浮かぶようで、もしかしたら作者の人は「心配したのに!」と思っていたかもしれないなと思いました。

 その他には東さんご自身の短歌の紹介もありました。ハトの短歌です。鳩の首元のキラキラした模様とまん丸な目を読んだ短歌。これは以前に「文芸選評」にご出演の際にも紹介された歌だと思います。首にカム機構が内蔵されているかのような独特のハト氏の歩みに面白さを見出した短歌とも言えるのかもしれません。