アナグマくん〔18〕

 ミエをきるアナグマおじさんのイラストです。

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 今日はゆっくりしました。ちょっと疲れました。

 以下はラジオ日記です。

 朝のNHK・FM。「吹奏楽のひびき」。下野竜也さん。西村朗さんを迎えての50分。

 夏休みの特別企画なのかわかりませんが、先週のリクエスト特集の時にも吹奏楽部に所属する子たちからのお便りの紹介がありました。そんな若い世代に向けたのかわかりませんが、西村さんの作品から特に生命力が強く出た冒頭の2曲。素晴らしかったです。1曲は韓国のリード楽器主体のアンサンブルを自己のものにしたいという思いからの曲だったと思います。ポリフォニー構造がよく現れた曲で西村ワールドに触れるという意味でも良い紹介。次の曲はオーボエ曲でしたけど“ひちりき”の強い音が念頭にあるという曲。若い世代の人たちにどう響いたかなと思います。とてもとっつきやすかったのではと思いました。

 動画サイトなどでも聴けますけどパート別の練習での少人数で演奏可能な小品などにもとても良いものがあると感じています。広く愛されて欲しいですね。吹奏楽の人は楽譜を買わなきゃいけないんですよね。そこが中高生にはまず関門なのかもしれない。まぁ私は吹奏楽のことについては無知なんでどれもこれも想像です。

 西村さんのこれからの活動についての言及もあり。大阪のだんじりであるとかのリズムを自作に生かしたいという思いが日増しに強くなるというようなご紹介。幼い頃からの音の記憶の中にああいうものすごいエネルギーの噴出に触れた体験があったのだなと理解しました。なるほどなと思いました。

 続いての番組「現代の音楽」では下野さんがゲストという扱い。指揮者としての現代音楽に対する視線、支店などの興味深いお話が聞けました。それと現代音楽がここまでに辿ってきた道のりを踏まえてどう表現していこうかっていうような内容だったと思います。ペンデレツキ、ルイジ・ノーノを聞きました。

 そうだ、戻しますけど、西村さんにとっての「ポリフォニー。その詳細」について聞けてよかったです。著作も多いのできっともっと詳細に語っているものもあると思うんですが、私は初めて確認できました。嬉しかったです。