暴走院長トカゲ郎〔05〕

 ネコがパトカーに乗っているというシチュエーションがやはり私にとっては面白く感じます。とてもバカバカしいです。

 「トカゲ郎のオジさん」というテーマからは離れてしまうんですが、ネコ・パトカーの描写をしばらく続けることにしました。

 クルマを描くのはちょっと大変です。特にこの時代のクルマって造形的にも複雑だなと感じます。種類としてはセダンですけどキャビンとフロントホイールの覆いっていうかフェンダーでしたっけ、それ以前のカーデザインの流れを汲んで別体であったその来歴をアピールしているというか。

 しかしその分、デフォルメをしたクルマとしてそれらしく描けると喜びは大きいです。咀嚼し直したぞっていう感激なんでしょうか。

 フロントのボンネットのモッサリとしたふくらみの感じは我ながらウマくいったんじゃないかと。細かい点ですが。

 惜しいのはフェンダーミラーの位置です。確認不足で間違えたかなと思います。メガホンの横に位置するみたいなんですよね。もしかしたら個体差あるのかもしれませんが。上掲イラストではメガホンの後ろに設置してしまいました。

 あえて申しますと強めのデフォルメが車体全体に対して横方向に圧縮がかかっているため、メガホンの横にスペースは無かったかなという気もしていますが………。コレはコレで良いのかな。楽しそうなネコ空間が描けたという気はしているのでその点は良いと思います。