やぶれガサたぬき郎〔対決〕

 果し合いの場面を描きました。逃げ腰のたぬき郎です。

 以下はラジオ日記です。

 聞き逃しサービスでNHK・FM「世界の快適音楽セレクション」を聞きました。先週の土曜日は自転車で重い荷物を背負っていましたので、最後の30分ほどしか聞けておりませんでした。

 大変に良い選曲でした。以下に記します。

 ゴンチチ「ザ・クリスマス・ソング」。クラシカルな響きというんでしょうか。繊細におりかさなる音のようすがクリスマスっぽい印象を投げかけるようでした。

 ヴィダル・アシス「Queira Deus」。ゴンチチのお二人おっしゃる通りでエレピの音と演奏が非常に良かったです。

 ジェイムス・テイラー「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」。この曲はとりわけ素晴らしかった。去年の録音だというご案内。テイラーさんの歌声にはかつてピアノをコーンと響かせたような硬質のなんとも端正な響きがありましたけど、もはやその部分は無いみたいです。にもかかわらず胸に染み入るような暖かさ。聴けて良かった。すごいシンガーでありまたギタリストだなと再確認。

 菊地雅章トリオ「バラッド1」。菊池さんの音楽を初めて聞いたのは実はつい数年前の「~快適音楽」でありまして、その時はエレクトリック・マイルスっぽい感じでした。感想としては「これはやばい。すごくかっこいい」と感銘を受けたわけですが、「バラッド1」も大変な名演。ゴンチチ・コメントとしては関連して高柳昌行さんに触れる場面あり。いずれも優れた演奏家ですが。

 この後にかかった5曲ほどもどれも素晴らしかったのですけど列挙するにとどめます。

 エディット・ピアフ「私の神様」

 江利チエミ「ヴァヤ・コン・ディオス」

 レオポルド・ゴドフスキー「バイオリンとピアノのための~」

 伊福部昭「大魔神怒る」

 ゴンチチ「グリーン・クリスマス」

 ニーノ・ロータ「ジェルソミーナ」

 途中でゴンザレス三上さんによる「(アイドルグループである)V6の曲を初めて聞いた」という発言あり。世間ズレしているというような文脈でしたが、私自身はまだ聞いたことがありません。

 というワケで違う番組の感想です。

 本日のNHKラジオ第1「らじるラボ」。「紅白歌合戦におけるトップバッターが歌った曲」という特集を聞きました。

 ここで私は浜崎あゆみさんのヒット曲「エヴォリューション」の全貌を知りました。サビの部分だけはサスガの私も耳にしていたのですけど、それより前の部分を初めて聴けました。ありがたい。やはりよくできた曲だなと感心しました。

 個人的な収穫としては菅原都々子さんの「憧れの住む町」でした。菅原さんについて私は「月がとっても青いから」しか知らないと思うのですけど、なんでも「エレジー・シリーズ」で有名であるらしいので、さらなる調査が必要だなと思います。

 長くなるのもどうかと思ったんですけど、最後に1ヶだけ。「快適音楽〜」に戻します。最後にかかったサンタナがスティーヴ・ウィンウッドさんを招いて録音したという「青い影」。これがまた非常に良くて。調べたんですが上述したジェイムス・テイラーさんと同じ、1948年の生まれ。すなわちベビーブーマー世代なんですね。しかし73歳の活躍とは思えません。芸歴もすごく長いですしね。