地下の虫さん〔18〕

 裏側から見たワラジムシ氏をモデルとする地下のムシ氏です。

 脚としては、体の側面の方から生えていて、カラダの内側の方へ、正中線から言う中央ラインの方に伸びるんですね。

 意外です。この手のムシ氏って、上の方から見る分にはカラダの下から単にワサワサと足が生えているように思っていたんですが。

 そして更に外側に折れているようです。かなりサスペンションが効きそうな構造なんだなという感想を持ちました。

 非常に小さなムシ氏ですが、ムシ氏なりに工夫のあるカラダづくりをしているんだなと非常に感心いたしました。ムッシッシ。

 ───────────────

 ラジオ日記ですよ。NHKラジオ第1。午前の番組「らじるラボ」。

 今年度の放送は今日で最後。再開は3月末だそうです。けっこう長いような気もしますけど日々の生活を過ごす内にはアッという間なのでしょうか。

 「ドゥ・ザ・シャッフル」という番組内のミニコーナーで、ラジオ朗読の制作に伴う効果音のつけ方、ひいては朗読番組の構成上のアレやコレなどを伺いました。

 NHKのラジオの朗読を聞いていると、多くの場合、朗読を担当するアナウンサーの方がディレクションも兼ねているんですよね。

 しかし選曲、効果音の選定などまで担っているとは思っていませんでした。

 本日は結城さとみアナウンサーが実例をもとにその辺を詳しく語ってくれました。

 元となるエッセイに描かれた内容に沿って、歩道橋に立った際に聞こえる街の音、自動車の走行音などを繰り返し録音してイメージに合う音を採取したという苦労話でした。

 書いていて思い出しましたけど、私は中学生の頃に友達との遊びでラジオドラマ作りをしたことがあります。タレントのタモリさんが「カセットテープ録音遊び指南書」みたいなご著書を出した後で、モロにそれに影響を受けたんですね。

 録音したものを自分たちで聞くだけなので、“ラジオ”ドラマとは言えないんですけど、タモリさんのおっしゃるところによると、いかにも現実の放送の制作物っぽく作る方が面白いとか、そんな感じの録音論なのでした。

 包丁を2本用意してぶつけ合って時代劇っぽくしてみたりしました。よく言われるコトですけど時代劇の効果音って本当によくできているなと、自分でやってみると分かりますね。たまにスゴく良い音が録れたりしておどろくんですけど、そういうのって何十回もやってせいぜい1回ですね。傑作って。