しあわせそうな表情でねむるクワッカくんを描きました。
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以下はすべてラジオ日記です。
NHKラジオ第1。「文芸選評」。短歌。兼題「お菓子」。
訪問したお宅で和菓子をすすめられた際の顛末を描写した悲しい短歌が面白かったです。
マナーのつもりでお断りしたら、なんとそのままアッサリと和菓子がふすまの向こうに引っ込んでいったというその悲しさ。心情。風景が伝わってくる歌でした。
未練が残ります。
というワケで、今日のNHK・FM「世界の快適音楽セレクション」にお話は移りますが、テーマは「思いをはせる音楽」です。
和菓子は一体、ダレに食べられたのか。
番組の放送時間としては「快適音楽」の方が先なんですけど、食欲にもとづく“思い”というのはイイな。あんまり深刻でもないし。と思った次第です。
今日の選曲かは渡辺亨さん。
クラウジア・モレーナさんの「ソー・サウダージ」という曲を聞きました。
サウダージ。主に“郷愁のこと”とされますが、いろんな思いを含んだ単語だと聞きます。
この曲はボサノヴァがカタチになる直前の曲だという解説でした。
それとナラ・レオンさんの曲も聞きました。「サビア」。
私も持っている音源。大好きな歌ですが、こちらは軍事政権を逃れてフランスで録音したものですので、モレーナさんの時代からかなり経った後ということみたいです。
ギレルモ・リゾットさんの弦楽器演奏。リュートかな?と思ったけどクラシックギターの人であるようだった。
ジョージ・ベンソン氏の指弾きギター演奏。これも素晴らしく良かった。
きのうのラジオ番組「らじるの時間」内でもその予告として聞いていた楽曲「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボウ)」。
オリジナル・バージョンではなくて、ボサノヴァっぽいアレンジ。良かった。非常に良かったです。
メロディー・ガルドーさんの歌。
ジュディー・ガーランドさんとかレインボーフラッグ。それとかLGBTQですか。その辺も絡めたコメントあり。
ストーンウォールの反乱なんかに端を発するのかな。そんな認識ですけど。
本日はチチ松村氏によるアゼルバイジャンからの選曲が面白かったです。2曲。
ひとつ目は、先週でしたかね。かかりました。ルスタム・グリエフさん。「タンコウル・ディスコ」。
インド映画に使われることを目的としたコブシのきいたギターインスト曲。
アゼルバイジャンの人が異国の地に思いを馳せて作ったのではないかというコメントあり。
井上智恵(いのうえともえ)さんの紹介でチチ松村氏は知ったのですよというご説明だったかなと思います。
出だしはけっこうブルージー。
リズムが入って展開。トロット的な軽快なリズム。
旋律の感じとしてはインドな感じが出てきて。楽しくなってくる。
以前の番組内で聴いた曲と同様、歪ませた音色でしたが、歯切れが良いというかサステインをあまり重視しない爽やかさ。
あんまり酔いしれないようにねっていう演奏だったと思います。節度があるっていうのかな。
チチさんのアゼルバイジャン選曲。ふたつ目はピアノ曲。
ジャズと、ご当地の音楽を折衷させた楽想。これは美しかった。リリカル。
読み方が難しそうですがVagif Mustafa-Zadeさんの「Mugam」。
これはネットの動画サイトで探してみたら屋外ライブのようすが聞けました。
メンバー増量しての演奏。リードをおそらく当地の民族楽器だろうなっていう、タテ笛が担当。非常に良い演奏でした。
きのうに大変に悲しい訃報を聞いたばかりのチック・コリアさんのよく知られる曲「スペイン」を思い出しました。
編成というかアレンジというか民族的なメロディーとピアノっていうことなんですが。
チック・コリアさんの残した文化的な遺言みたいなメッセージをネットで読みましたけど、非常に良かったですね。
胸がいっぱいになりました。