【曽我物語シリーズ】富士の巻狩り・地図など

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 歴史に詳しい方ならご存知かもしれませんけど、鎌倉時代に源頼朝さんにより富士山周辺で大規模な“狩り”が行われたみたいなんですよね。
 1193年であると伝えられています。

 簡単な地図にしてみました。

 軍事演習でもあり、かつまた示威行動でもあったと言われます。
 デモですよ。軍事デモ。

 「デモには意味が無い」なんてコトも言われる昨今ですが、今に至るまで語り継がれるこの一件を見るとデモには意味が大アリと言わざるをえない。
 主催した頼朝さんにとっては投資以上のアタリを引いたと言えそうです。

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 どうやら今の静岡県は御殿場市から富士宮市の奥の方まで。
 おおざっぱに言って、富士山の南側を半周でしょうかね。

 富士山1周が130キロくらいと言われてますので、およそ60キロから70キロのエリアを狩って回ったんですね。
 今の裾野市にある自衛隊の(東富士)演習場もそのエリアに入っているのが面白いと思います。

 以前にも当ブログにおいてお伝えしたかもしれないんですが、私が住んでいる、このあたりの地名。その由来を調べてみると「頼朝さんが巻狩でココに来たとき名付けた」というのが多いです。

 かなり丹念にこの地を縫うようにして、頼朝さんが移動していった様子。それと土地の人が頼朝さんにお目もじするのを心待ちにしていた様子なんかも伝わってくるようだなって思います。

 うちの近所から一例を挙げますと「頼朝さんが雨に降られて休憩した木」があるってコトから、「傘木(からかさぎ)」とかね。
 そんな日常的な簡単なコトも地名になって残っています。

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 当時の頼朝軍ご一行の様子なんかも伝わってくるようですね。地名から。

 この続きは、また明日です。