おカーさん〔15〕

o-car-san_15

 本日も古いオート三輪「三菱レオ」くんのイラストです。
 小さなクルマですので室内も狭い。
 商用車ですから、荷台の大きさと室内スペースの激しいせめぎ合い。
 どのくらい狭いのか?ってコトで図にしました。

 運転席に「英雄キャット・ネコ太郎」さんに座ってもらいました。
 これでどんな感じか表現できたつもりなんですが。
 暑そうですね。

 ネコ太郎さんは私にとって取り回しのよいネコ・キャラなんですが、気を許すとすぐに「オレがカッコいいイラストを描いてくれ!」って言ってくるんで面倒ですよね。
 このキャットの言うコトを聞いていると非常に時間と手間がかかります。
 明日のイラストには出さない予定なのです。

 このイラストはきのうの晩に描きました。
 ラジオが良くて作業がはかどりました。
 やはり「ニッポン時空旅」の地つき歌は良かったですね。
 染みてきました。
 古い録音でした。婚礼か何かのお祝いの場での録音だったのかな。
 貴重な録音が続けざまに流れる番組ですが、どの曲も色々考えちゃう重みのある記録です。

 それと「視覚障害ナビラジオ」なんですが、やっぱりとても良い内容でした。
 東大の先生で目が見えなくて耳も聞こえない福島智さんのお話。
 大変に割り切れない事件について、明確な「できること」の提案で終わりました。

 その後でバレリーナの森下洋子さんのお話を聞きました。
 大変に感動しましてボロボロ泣きました。
 泣きながら怒ってるネコのイラストを作成するという大変な感じ。

 最後に「やめること」についての言及がありましたが、その内容としては「考えていない」「明日の稽古のことだけ。今日行う最後の所作は明日の稽古のため」というようなお話でした。

 私が思うに妙に世間の人たちは「やめること」に焦点を当てたがるような気がします。
 私も森下さんに近いのかと思いますけど、やめることってそんなに重要なのかなって思います。

 これについてはギタリストの村治香織さんも何かでおっしゃっていて、いわく「やめるという発想が無い」というような内容だったと思います。
 読み書きができる前に始めた人に共通するのかもしれませんけど、始めた記憶が無いので、やめるも何も無いんですよね。

 確かラジオで山崎ハコさんが「次はもっと上手く歌えると根拠もなくそう思う。だから飽きることも無いです」みたいにおっしゃってたと思うんですけど、私としてはこれが一番しっくりくるのかと思っています。たぶん楽天的なんですね。

 森下さんに戻しますが「毎日つづけることの大切さ」についても話してくださいました。
 自らの全身との対話を1日も途切れさせずに過ごしているのだと理解しました。

 私も飽きもせずに毎日1枚ずつイラストを描いているワケなんですが参考になりました。
 あと20年を目標にがんばろうと思います。

 実は当ブログ。今年で10周年なんですよ。
 あんまり深く考えずに淡々とやっているとアッという間ですね。