年賀状イラストに描いた昔話について解説いたします。

 私の作成した今年の年賀状なんですが先日に予告しました通りですね。解説しようと思います。

 アレは、むかし話「爺とサルとネコとネズミ」をイラスト化したものです。
 なんでも鳥取県につたわるお話なんだそうですが、今回はじめて知りました。

 検索すれば原文が出てくると思うんですが、以下に簡単にまとめます。

 おじいさんが町に木綿を売りに行った帰り道。
 鉄砲を持った猟師が母ザルに狙いを定めている。

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 おじいさんは「くしゃみ」をワザとして、母ザルの窮地を救う。

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 しかしおじいさんは肩に銃創を負ってしまう。

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 子猿が出てきて治療してくれる。

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 さらには「サルの一文銭」をおじいさんにくれる。

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 「サルの一文銭」のご利益は凄まじく、たちまちお金持ちになる。
 しかし「サルの一文銭」は盗まれてしまう。

 ココからがこのお話のスゴいな!って私が思う部分なんですが。

 おばあさんが短刀をチラつかせてネコのタマに一文銭を探すように強要する。

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 するとネコのタマは自分で探すコトはせずにネズミに「食べちゃうぞ」と恫喝した上で一文銭を探すようにさし向ける。

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 困ったネズミは三日間、あちこちを探す。
 ついにとなりの家のタンスから一文銭を発見する。

 おじいさん宅のみんなが喜び一件落着。

 微妙に釈然としない部分が多くあると思うんですが、なんとなくハッピーエンドなお話です。良いんだか。悪いんだか。

 まぁそんな感じでした。

 お仕事の方のメモなんですが、非常に忙しいです。
 1月末までがんばります。