まんぷくドリちゃん

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 ラジオ番組「現代の音楽」を聴きました。NHKのFM放送です。
 ひさしぶりに落ち着いた気分で聞けたように思いますが、気づけばもう年末だという。早いですね。番組としても今年最後の放送なのだそうです。

 本日は先週の望月京さんにひきつづき、「作曲家の個展II」から。細川俊夫さんの曲をふたつ聴きました。
 細川さんの曲を聴くのはこれが初めてです。私は。ありがたいことですね。

 朝から非常にしあわせな気分。特に1曲目は素晴らしかった。
 音量を上げて聴きました。
 大きな音で聞いても騒がしくないタイプの曲。

 2曲目が始まる前に解説の西村朗さんが細川さんがその曲に寄せた思いを引用してくれました。
 これがまた素晴らしく簡単な言葉でその真髄をえぐった言葉で感動しました。
 円環を描くが、偏心しているため、らせんをカタチ作っていきますよというような内容。
 これは1曲目を聴いた印象にも近いのではと感じました。
 よく知らずにいうのもなんですけど、こういった感じをかなり研究されているのではないか。
 さらに曲を聴いてみると、らせんの連なりが激しい打楽器によるパートをも呼び込んでいくという広がりを見せて、ただのキレイな循環の描写だけに終わらないところに深みを感じました。

 そのあとの番組「名演奏ライブラリ」も聴きました。
 芥川也寸志(あくたがわやすし)さんが、指揮者として残した作品をまとめて聴けるというナイスな企画。これまたありがたいですよ。選曲も良くて時間が短く感じました。

 またまたよく知りもしないのにいっぱしのクチをきいちゃいますけど、芥川さんの手綱さばきが見事。素晴らしく躍動するトコロなど、ワクワクさせていただきました。いやー素晴らしい。指揮者としても素晴らしい方だったんですね。今知ったっていう感じなんですけど。

 芥川さんご自身の曲の他に、他の作曲家の方の作品。日本の民謡だったか叙情歌だったかをカットアップしたような箇所もあったように思います。たいへんに興味深く聞きました。