ドリルくん(サル)〔31〕

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 1ヶ月にわたり、おサルのドリルさんたちの世界を探求してまいりましたが、この辺で区切りをつけようかと思います。

 次にドリルさんを描く時にはマンガの中などで具体的な性格付けを与えた上で、生きたキャラクターとして描きたいです。

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 以下はラジオ日記です。
 「子ども科学電話相談」NHKラジオ第1。
 夏休み目前! というワケで「自由研究」の特集。
 昆虫の研究を続けている男の子と、クレーンゲームを自作したい女の子がスタジオに来て、研究における悩みであったり展望を教えてくれました。
 クレーンゲームの子は、ラジオでは伝えにくいクレーンのアームについての仕組みについての話題が多かったのですけど、それを言葉にするのが上手な子でビックリしました。

 私はひとりで絵を描く人生でしたので、頭の中で自分の絵に対する手順ですとか、展望などを言葉にするコトが苦手でした。

 高校を卒業してから、東京の千駄ヶ谷にある専門学校でイラストを教わっていたんですけど、その時の先生が建石修志(たていししゅうじ)さんという方でした。

 「絵を描き始める前に紙の余白に「この絵で自分は何を伝えたいか言葉にして書きなさい」って言われました。
 コレが非常に良かった。

 しかしその真価を理解したのは数年たってからでした。
 最初に先生に言われた時には「対象に対して誠実に向かえば良い絵は描けるのでは」みたいな感じにしか思ってなかったんですよね。甘いですよ。そうじゃないんです。まぁホントはそれでも良いには良いですけど。
 何かを伝えるには弱いですよね。
 別に「ネコの毛並みのツヤツヤを描きたい」とかそんなでも良いのです。
 結局、他人様の脳ミソに何らかを伝えたいワケですからそこに焦点があっているコトが望ましいのかなって思います。
 あら、何の話をしているのやら。

 「現代の音楽」NHK・FM。
 ピエール・ローラン・エマールさんの2回目。ピアニストの方。
 今週はリゲティ氏の作品の特集。

 題名が面白いというか印象的で、思わず自分でもその様子を思い浮かべてしまうようなものが多かったです。
 「悪魔の階段」、「白の上の白」など。特に「無限の円柱」っていうのが好きです私は。曲も確かに円柱を思わせるような感じ。
 聞く人の印象を特定して狭めるというよりは、題名に負けない音世界を展開していた印象。圧倒されました。
 基本的にはピアノのための練習曲を名乗っていたようなんですが、なんのなんの。
 とにかくピアノを弾くエマールさんのテクニックがすごい。
 大変な制御力でした。

 非常に高速な音の羅列で単旋律ながら和音感を聴く人の印象に残すという試みがされていたようです。
 まぁコレにしたところで大変なテクニックがあってこその試みで、ちょっとビックリしちゃいました。
 作曲のリゲティさんとピアノのエマールさんは親しかったそうで、エマールさんが弾くコトを想定しての作曲もあったというコトでした。まぁそうだろうなっていうのが感想です。