ベローシファカくん〔2〕

Verreaux-s-sifaka-2

 いろんな角度から見たベローシファカくんの頭部を描いてみました。練習。練習。

 ────────────────────

 町内の公会堂に行ってきました。
 今日は役員や組長さんたちが集まる定例会の日です。

 実は顧問の方(去年の町内会長が繰り上がるシステムです)に相談事がありまして。
 先週に実施した「放水訓練・兼・側溝のそうじ」に関することです。

 近隣の3か所の消火栓を使ったワケなんですが、やはり住んでる人たちの違いがよく出る訓練になりました。

 具体的に言いますと、私が住んでいる場所の消火栓を使った訓練はすごく盛り上がってしまいまして。

 最初、私は別の場所を見ていたので分からなかったんですが、戻ってみたら、ちょっとしたお祭りみたいになっていて、みんなが和気あいあいとやってるんですね。おどろきました。「アレ? こんな?」って感じです。

 中学生の子や小学生。未就学の子達にも直近の防災施設の働きを見てもらえました。大人のみなさんにつきましても協力してワイワイやれたんで、その部分だけは良かった。
 変な話ですけど、もしも将来的に大きな災害が起こってもこの周辺の人たちなら力を合わせて活動できるかなと、ちょっと感動もしました。

 そこは良いんですよ。大事な活動ですし。

 問題は、「消火栓の水を使いすぎた」っていうコトなんですね。
 簡単に言いますと消火栓からの放水を高圧洗浄機と間違えてる。
 バンバン出してましたよ。相当ないきおい。
 消防署には「ゆるめの放水で30分」っていう内容で申請を通してもらったんですが、完全にアウトですよ。

 おかげで周辺の側溝が思ってた以上にキレイになってしまって。
 この辺に住んでる人の満足度は高かったようです。

 しかしあくまで消防への届けの内容は「そんなに水を使いすぎない」という内容でしたんで、私の気持ちとしては「目を離して失敗だった…」ですよね。

 そもそも「消火栓の操作確認」は「側溝のそうじ」と無関係です。

 ソコを私がムリを言うカタチで「“防災訓練”って言うと動いてくれなさそうな家庭の主婦なんかを“ドブのそうじ”にかこつけて参加をうながしたい」であるとか「地域の子供達を活用して防災意識の啓発」みたいなコトを申し上げてなんとか飲んでもらった放水時間の延長だったんで、正直アセりました。
 日本国内の場合、ドコも一緒だと思いますが、防災の水は飲料水と共用で、つまり飲めるくらいのキレイな水を使うワケで、お金がかかってるんですよね。

 で、今日の定例会における顧問役の人との相談なんですけど、当ブログで書くのは初めてだと思いますが、この顧問役の方はもう退職されてますけど市の消防のあたりにいた人でけっこう偉かったらしいのです。
 ですんでもうザックバランに「水、使いすぎちゃったんですけど、消防にあいさつに行った方が良いでしょうか」と聞いてみました。
 すると、申請者(私)に確認なりが来るコトはあるようですが、向こうから言ってくるまで様子を見たら。というアドバイスでしたので、そうしておこうかなと思います。何も無いと良いですけどね…。

 ────────────────────

 付記ですが、今回の放水訓練には“住民自治の実践”という意味合いもありましたので、あえてこの顧問の方は通さずに立案と実行を行いました。
 変にお膳立てされたりすると意味がなくなっちゃいますからね。
 私が住んでいる富士市は割とちゃんとしてるので不要な心配だと思いますけど。

 当ブログに書いてきた通り、1個1個を地味にクリアしていきました。勉強になりました。良い経験です。
 しかし反省点もかなり多くて。うまくいかないもんだなと、つくづく思いました。

 ────────────────────

 今回の訓練にはこの数年で私が蓄えた人脈の全てを使いました。
 町内会。自主防災会。小学校区の連合町内会関係。
 これらのコネがなかったら実現困難だったというか、そもそもやれる気がしなかったと思います。

 この数年は大変でしたけど、ちょっとくらいは意味があったのかなと思います。

 町のコトはけっこうやりましたので、今後しばらくイラストの仕事をがんばろうと思うんですけど。