願掛け代行ブラザース〔1〕

GNBK_01_taki

 ブログ用イラストのご説明です。
 きのうで「オンブリヨンちゃん・ミニ・ストーリー」は終わりました。

 今日から少しだけ、「オンブリヨンちゃん」に出てきた、イヌとネコの子どものイラストを描こうと思います。

 私はNHKのラジオから色々と学んでいるんですが、去年の最大のおどろきは江戸時代に存在したという「願人坊主(がんにんぼうず)」と呼ばれた人たちでした。

 たしか「ニッポン時空旅」で島添先生が「街角にほぼハダカの状態で立っているオジさんがいて、ユカイな歌を歌ったりしてお金をかせいでいた」みたいな紹介でしたでしょうか。

 「かっぽれ」の回でそんなお話を聞いたのだと思います。

 江戸の後期においては、確かにそんな一般常識をもゆるがすヤバい存在だったようですが、もっと以前は、忙しい人の代わりに参詣をしたり修行を代行する。お坊さんの素養を少し身につけていた人たち。みたいな感じだったようですが。

 それはそれで私にしてみれば「そんな職業が成立したんだなぁ」とビックリしますが、同時にさからいがたい興味をひかれます。

 「ラクしたい」というココロのすき間に発生する「価値」の発見っていうんでしょうか。いかにもヒトらしい営みの一片だなって思います。

 そんな風景をこれまたノンキな私のイヌ・ネコで表現しようかと。かように思います。

 長くなっちゃいましたけどラジオ日記いきますよ。

 「文芸選評」は自由題。春っぽい句が続きました。
 「咲いた桜を見に公園へ行く。その際の心境としては「まるで人に会いに行くかのようにして…」」みたいな歌がありました。

 それで思い出したんですが、私にもかつてお気に入りの桜の木がありました。
 東京の四谷の駅にも近い位置なんですが、ネットの地図で見ると東京中華中学校の裏の道路がカーブしている角のあたりですね。

 市ヶ谷から四谷へと続く細長い公園というか遊歩道というか、昔のお堀端なんですけど、桜が大変にきれいです。この季節。
 その中の1本を私は「エゴン・シーレ桜」と名付けて気に入っていました。

 見た目にムリな感じにねじれ曲がっていて、フシくれ立っているのが、私にはエゴン・シーレさんの絵っぽく見えたんですね。

 「世界の快適音楽セレクション」も聞きました。
 録音しておいたものを聞き返しましたので、2回聞きました。今日は。

 番組内コーナーの「亀松堂」がリニューアルして「亀松湯」になっていました。
 架空の銭湯を背景にイイ湯加減の音楽を紹介するという内容みたいです。

 銭湯の建設資金は知人から預かったツチブタが財産を掘り当てたという物語であるようです。楽しいです。
 ツチブタは穴を掘りますからね。猛烈に。

 番組ではいつものように楽しくいろんな曲を聞いたのですが、文章も長くなりましたのでひとつだけ。

 湯浅学さんのご紹介で、以前にマーブル・シープというバンドをされていた松谷健さんの新バンド。ケン&ザ・ストレンジムーンの曲を聞きました。
 ギターの音が非常にカッコよかったです。
 曲調としては「ルイ・ルイ」みたいなシンプルなリフをおし進めた感じだったでしょうか。

 松谷さんはキャプテン・トリップという音楽レーベルをされているんですが、私にもかなりなじみ深い会社です。
 主にドイツのクラスターとかコンラッド・シュニッツラーとか、デア・プラン。アモン・デュールとかもそうでしたでしょうか。そのあたりです。かなりお世話になっております。
 日本のバンドですと、名前はとても明らかにできませんが女性3人組のバンドなど。

 当時も「このバンド名は無いわ」って思ってましたけど平成を終えようとしている今もなお「無い」。ずっと無いんじゃないかっていう。もう少し手ゴコロを加えるべきだったと今にしても思うんですが。ナゼそれができないのか。トラッシュ・ウィメンとか、ああいうのでイイじゃねーかってホント思いますよ。