ウォーター・ベイビーズ

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 年賀状のお仕事イラストを進めております。
 今日はチワワ2頭。浪人姿のイノシシのトレスが終わりました。
 調子は割と良いです。

 今日も楽しみにしているラジオ番組の「現代の音楽」。そして「歌の日曜散歩」。そしてこれから「ニッポン時空旅」を聞くつもりですけど、その辺の描写は省略です。

 実は、きのうの夜のコトになりますが、地元のロックンローラーの方のライブを見てきました。自転車で20分くらいの近所のお店。市内では比較的にぎやかな商店街の中にあります。
 普段はサッカーの試合を見ながらお酒を飲んだりという業態らしいのですけど、たまにライブの開催があるのです。

 モリクン&ザ・ボケッツというバンドの演奏を聞きました。ガチャガチャした音楽性。
 きのうは「12月8日」。ジョン・レノンさんのご命日だというコトで、「エピフォン・カジノ(というエレキ・ギター)の音を聞きに行こう」と思い立ちました。モリクンさんは、私の調べる限りにおいてカジノ愛用者。そしてネットの動画を見た感じ、非常にバンドが良い。

 いつか見たいなと思っていましたが、「今日にしよう」と思って、出かけました。

 いや〜。やっぱり非常に良いバンドでした。本当に良いバンドです。息の合った演奏は聞いていてとても楽しいですね。
 ネット上の動画で見た感じ、リード・ギターの方とドラムの方はかなり良くて心配はしていなかったのですが、ベースだけ私が見た動画では、あんまり音が分からなかったのですけど最高に良いロックンロール・ベーシストでした。ソリッドであり、なおかつ弾力もあって強力な推進力でした。いや〜。満足、満足。本当に楽しい時間でした。

 会場のようすについては、初めて行ったお店でしたけど、古い話をすれば、確かこのフロアって30年くらい前には「東京の新宿にアルタってビルがあって若者が千客万来らしい」ってコトを聞きつけたのかわかりませんけど、テレビモニターを並べてそれっぽいスペースにしたけど私が見に行った時には、ガランとしていてダレもいなかったっていう場所じゃないかって思うんですけど、今はフロアを仕切って壁を作って複数のお店が入っているようです。
 いきなり不確かな昔話をしてしまいましたけど、ライブ会場の描写ですよ。コレがもうかなり手作りな感じの印象の良い場所でした。

 PAの大きなスピーカーはそんなに悪くなくて音量としては充分でしたけど、若干ボーカルが不明瞭なのが気になる感じではありました。おそらくスピーカーの問題ではなさそう。
 楽器の音はアンプからの音をジカに聞く感じでした。ギター・アンプは、あれってヤマハの古いトランジスタ・アンプだったでしょうか。30ワットくらいなのかと思います。これも音量としては充分。リード・ギタリストの方のは持ち込みっぽい感じでしたけどフェンダー・チャンプみたいな感じ。音は良かったですけど、もうちょっとだけ音量を出しても良かった感じ。
 ベース・アンプが驚いたんですけどフィル・ジョーンズのブリーフ・ケースだったと思います。ちっこい。ビール・ケースの上において音飛びを確保した感じ。逆にギター・アンプは床に直接置いてあったのが気になるんですが、いろいろな試行錯誤の末にああなったのだと思いますので、新参者がとやかく言うのは適当でないでしょう。
 こちらのベースも音がちょっと小さくて。アンプの正面に当たる場所に移動して、その後はソコを離れずに聞きました。

 中心人物のモリクンさんは、カゼ気味だとおっしゃっていましたが、もう聞くからに声がガラガラで無理させちゃってるようで申し訳ない気もちにもなったんですが、はじまってしまえばギターも歌も最高でした。
 モリクンさんって、世間的にはどのくらい知られてるんでしょうか。私にとってはすごい有名人なんですけど。「グレイト・リッチーズ」っていうメインの人の性格が悪いコトで知られているバンドが「これから!」っていう時に辞めちゃった人ですよね。もう4半世紀も前のコトになるかもしれませんけど。
 当時は私、ハードコアパンクとかでアタマがいっぱいでしたので、たいしてファンじゃありませんでしたけど、もったいないなって思ってました。

 このモリクンさんがどうも富士市内在住みたいでビックリしたんですけど、以前にホーム・ページに貼られていた「少年」っていう曲が非常に良くて。非凡なものを感じました。才能豊かなメロディー・メーカーです。

 だいたい以上のような感じで。「エピフォン・カジノの音を聞こう」っていう意図も込みでのライブ鑑賞でしたけど大満足でした。
 上で述べたコトに関連しますが、モニターの返りの音もどうやらおかしかったみたいで「歌が聞き取りにくい」みたいなコトをおっしゃっていて、オペレーターの方との調整タイムのためにワン・コーラスだけ演奏された「アイ・ソゥ・ハー・スタンディング・ゼア」も聞けましたのでうれしかったです。

 そうだ。あと、ドラムが何だかストリート・ミュージシャン用みたいな感じのふた回りくらい小さいセットでしたけど、これも案外、音は良かったです。キック・ペダルとスネアは持ち込みでした。いやもうこのドラマーが非常に演奏が良かったです。曲のキビを完全にモノにしていました。
 豊かな「鳴り」っていうのは無かったのかもしれませんけど、その分アタックは強く聞こえて、ギターをガチャガチャ鳴らして歌うロック音楽には向いてるのかもしれないって印象でした。
 マイクはキックに1本。オーバーヘッド(スネア寄り)に1本でした。

 バンドのつなぎのDJとしては、スティル・イチミヤの「死んだらどうなる」。あとビースティー・ボーイズのライセンス・トゥ・イルから2曲くらいかかっていたかなって思います。他にも色々と聞かせていただきました。