土曜日のエントリでは「パソコンの調子が悪い」みたいなコトを書きまして、復旧作業の前段階としてソフトの設定のバックアップの方法などを調べたりしました。
そんな作業でアタマがいっぱいだったのですけど、気づけば以前に仕上げたイラストに修正依頼がメールにて届いておりました。
大気圧関係のイラストです。
きのうは1日かけてイラストの修正作業をしました。なんとか終わってよかったです。
今日は町内会のお仕事で軽い仕事をしました。
公会堂のエアコンの調子が悪いのです。もう古いので買いかえかな、っていう感じなのですが、市からの助成金を申請してみようということになりました。
ついては書類に添付するための公会堂の床面積なんかの図面が必要なんですね。
古い書類をひっくり返して「これかな?」って感じの書類のコピーをとったりする作業をしました。
昭和50年台の書類と対面して「よく残ってたなぁ」なんて思いました。
もちろん書類を残しておくことは当然なんですけどね。
本日のラジオ日記です。
NHK・FM「名演奏ライブラリ」はドビュッシー特集。
ドビュッシーご本人のピアノ演奏が聴けました。
けっこう最近のヒトなんですよね。ドビュッシー氏。録音技術のアケボノの時代にご存命だったっていう。
私が若かったコロの認識ですと「割とよくクラシックの棚にあるけど、どっちかっていうとクラシックの決まりを破り始めて近現代とつなぐような存在。そんなドビュッシー氏。」って感じですけど、今の風潮でいうとどうなんでしょうか。おそらく私のは相当に古い認識なんではって思いますが。
なんかおハナシがそれちゃいましたけど、番組冒頭においてドビュッシー氏作曲の「歌もの」を初めて聞きました。こんなの作ってたのかって思いました。割と普通かなって感想だったんですけど。
歌ものって言えばきのうのNHK・FM「世界の快適音楽セレクション」ではジョン・ダウランド氏作曲の歌ものを聞きました。たしか伴奏的にはリュートではなかったと思うんですが、そういうのを初めて聞きました。有意義だったんですけど、こっちも割と普通だったんですよね。ダウランド氏はともすれば通俗的人気作家的なポジションだったみたいに伝わっていますけど聞いて納得「なるほどな」って感じの曲でした。なんていうか「やっぱりこういう曲って昔のヒトにも受けたんだな」っていう普遍性ですよね。そんなコトが知れてうれしかったです。「そっかー。やっぱりねェ」みたいな感じでした。
それと加山雄三さんと彼のランチャーズによる「アイ・フィール・ソー・ファイン」。低域をバッサリ切ったファズギターでしたでしょうか。空いた帯域に2本くらいのエレキギターを重ねて豊かなアンサンブルを響かせておりました。ワイルドでありながらキレイ。ゴンチチのお二人もおっしゃっていましたけど、まるで洋楽のような、完成度の高い曲でした。
なんか文章が長くなっちゃいましたけど本日的にはココからが本題です。「現代の音楽」を聞きました。この番組を落ち着いてじっくり聴けるのはうれしいです。
「21世紀の様相シリーズ」でしたかね。今日はとりわけ興味深かったですよ。能の謡(うたい)を基盤としてサムシングニューな芸術を作ってみようじゃないかっていう日本女性の特集。意欲的ですよ。この人の集中力と技術が素晴らしかった。青木涼子さんとおっしゃるんだそうです。
1曲目は三島由紀夫さんの割腹自殺となんでしたっけ、西洋の童話でしたか。何かのフィクションを掛け合わせた世界を曲にしたって感じだったと思うんですが、血がドロドロと脈打っているような逆に生命力を非常に感じる曲だったと思います。
基本的に3人の演奏家による少人数の音なんですが拮抗してましたね。この緊張感が素晴らしかった。とくに管楽器の方が非常に良くて引き込まれました。
曲を聴く前の西村さんの弁によると「管楽器は事後にオーバーダビングしてます」というご紹介で、「へー重ねてるんだ」くらいに軽い気分で聴き始めたんですけど「このスキのない演奏に直後であったにしろ一人で再度同調して、重ねていくのはけっこう大変」って思いました。N饗に在籍するベテラン演奏家だそうです。サスガですよ。
私の聞いた感じ、よくわからないながらも十分に楽曲を膨らませることには成功しているように思えたんで、演奏している方にとっては大変でありながらもやりがいのある作業じゃなかったかって、まぁそんなコトも思ったんですが。
番組内で青木さんご本人が、能という音楽について簡単に解説してらしたと思いますが、非常に独特なんですよね。小節線とかスクエアなリズムっていう概念がないというか非常に見出しにくい。気の抜けないというか要するにオーバーダビングする手がかりが少ないように思えたんですけど、実際の録音作業はどうだったんでしょうね。興味のあるトコロです。案外クリック聞いてたりしてね。絶対に無いですけどね。