なみだのなみをせにうけて

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 今日から私のラジオ生活は「夏の高校野球シーズン」に突入するはずだったのですが、台風のために順延。今日は雨傘番組として「すっぴん!★よりすぐり」を聞きました。
 ダニー・ハサウェイさんの「ラブ・ラブ・ラブ」。トッド・ラングレン氏の「アイ・ソー・ザ・ライト」などを聞きました。名曲中の名曲ですよ。

 それとアレですよ。昨日の夜のNHK第2の「ニッポン時空旅」も聞きました。
 土木作業をする時の作業歌でした。じつきうた(地搗き歌)というそうです。

 川の堤防を固めるときとか、家を建てる時の土台作りの時に、大きな柱で地面を突いて固めたらしいのですけど、そうした単純な作業のくり返しの時に歌を歌ったみたいなんですよね。

 別に奇をてらった歌というワケではなく、源流をさかのぼると江戸時代にまでたどれるような古く素朴なメロディーを基にして当時のはやりだったり身近な材料を混ぜて歌われていたというコトでした。
 これが以前にも番組で取り上げた作業歌(主に製粉の作業)と同様に楽しく興味深いものでした。こういう歌は機械が導入されるとアッという間になくなってしまいますので、「録音して保存しておく」ことの貴重さをかみしめる時間にもなりました。

 実例として私が暮らす静岡県・富士市(ふじし)をも流れる富士川(細かいコトを言うようですが、フジガワではなくフジカワって読みます)。その富士川の源流が山梨県の甲府盆地の南のハシっこにあるんですけど、そのアタリで歌われていた歌が紹介されました。

 日本人においてのバック・ビート体得は戦後から、なんてコトを言われますけど、まぁ正しく絵に描いたようなオモテ拍強調の「ドッ・カン」、「ドッ・カン」、「ドッ・カン」、「ドッ・カン」っていう感じのリズムでしたね。重いものを持つので仕方ないんですけど。
 ココで揉み手を入れるのが正しい聞き手のマナーかな…、なんて感じも湧き出てくるような、そんな30分でしたね。ディープ・パープルにおけるスモーク・オン・ザ・ウォーター、揉み手いれまくり事件をホーフツとさせます。
 ガッガ、ガーン。ガッガ、ガ、ガーン(もみもみ)て感じなのですね。