どうぶつにはげまされるボーイ

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 本日はラジオで唱歌の歴史に親しみました。NHKのラジオ第1「歌の日曜散歩」です。
 「おぼろ月夜」や「ふるさと」、「春の小川」を作詞した高野辰之さんの記念館の副館長の方が電話でご出演されました。
 やはり唱歌の中でも特に有名な曲ぞろい、ということでリスナーのみなさんの反応が良かったです。気持ちのこもったご感想が寄せられてました。

 高野辰之記念館は長野県の北のほうにあるそうです。中野市という所です。スゴいのは、童謡や叙情歌等で有名な作曲家の中山晋平さんもこの地のご出身だそうで、中山さんの記念館もまた近所にあるというご紹介でした。

 ネットにて、お二人の残した仕事のリストを拝見するだけでもずいぶんと楽しかったです。楽しい曲が多いですね。

 高野辰之さんのお仕事に戻しますが、「春の小川」。こちらの歌のモデルとなった“川”については、ひとつには渋谷へと流れる川だとも言われおりますようで、私もテレビで、今は暗渠になっているようすを視聴したことがあります。
 高野さんの東京のお住まいが代々木3丁目だったそうで、川の源流点もその近所だと今朝、ネットで調べていて知りました。

 私が東京で暮らしていたのは20年ほどなんですけど、実はこの一帯でほぼすべての生活が完結しておりましたので、この辺は記憶がいっぱいあります。ですが何しろ都心というのは小さな川であるとフタをかぶせちゃいますので、川のイメージは無いですね。いちどこのへんのちょっと谷になっているアタリにあるシンセサイザーを修理する工房に重いシンセを持ち込んだコトなんかもあるんですが。

 そのほか思いつくままに書きつらねると、アートネイチャーのビルの裏にあった工務店で何年かお世話になって建設現場で働いていたこととか、首都高の高架の下で千円札を拾って初台の交番まで届けたこととか、今さっき殴られましたっていう感じに目の周りがこんなにキレイに真っ黒くなるんだというようなアラブ系の男性に新宿駅の方向を教えたら感謝されて握手を求められ、握った手が肉厚で暖かかったものの手の皮がザラザラにささくれだっていて「うわぁ、こりゃ乱暴された際にアスファルトか何かの地面に手をついてるぞ、この人…。」という触覚情報に思わず「がんばって生きてくれ」と思ったことなど。
 そんなコトがまさにこの代々木3丁目と4丁目のさかい目付近の私の思い出ですが、どうにも童謡のインスピレーションの元にはなりにくい感じですね。
 ダメだこりゃ。って感じでしょうか。