食堂コントはつづきますよ

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 いつも通りのラジオ日記です。
 NHK「すっぴん!」に、京都の町屋にお住いの上、はた織り業を長く営むという女性の方がご出演されました。リクエストはドリス・デイさんの「ケ・セラ・セラ」でした。ドリス・デイってお名前を聞くだけでビートルズ・ファンですと「ディグ・イット!」と言いたくなりますね。けっして私だけでは無いと思いますが。

 つづく「ひるのいこい」では、沢田研二さんの「ミツコ」からエリック・トラファズさんの「アキコ」に人名つながりで曲を流すという芸の細かさを見せつけられました。
 しかしこの「アキコ」って曲が素晴らしく良くて衝撃を受けました。
 疾走感のあるドラムに非常に筋肉的なベース。このリズム隊がまず素晴らしい一体感。メインはミュートしたと思われるトランペット。前半は倍で刻んでサビでイーブンになるっていうリズムの仕掛けがイヤらしいまでに効果的でした。コードはエレピが受け持つのですが中間部のアドリブがまた素晴らしい。マそんなワケで大変な良曲でした。(Erik Truffaz Quartet Akiko)

 昨日のエントリでお伝えした通り、昨晩はマイルス・デイヴィス殿の「ゲット・アップ・ウイズ・イット」を聞きました。とりわけマイケル・ヘンダーソン氏のベースがカッコ良くてベースを軸に聞き返しました。今朝も聞いたんですけど。エリック・トラファズさんの「アキコ」も同じくらい良かったです。
 若干、わかりやすすぎるのかなってきらいはありますけど、いやいや、良い演奏ですよ。良いものを教えていただきました。感謝です。

 もしかしたら当エントリを読んで「リズムの緩急的なしかけオモシロイ! 他になんか無いの?」って方がいらっしゃるかもしれません。「Erkin Koray & Ter の Hor Görme Garibi」という曲を推薦いたします。トルコの伝説的ギタリストの曲なんですが、冒頭のファズ・ギターがスゴい。ほとんど発振領域まで及んでいます。ファズかけまくりの音がお好きだという方もぜひどうぞ。ハードコア・パンク並みのBPMに良い湯加減のおっちゃんがロウロウと歌い上げる妙に哀愁なボーカルラインも絶品です。