せっきゃくガール

sneeze

 以下はラジオ日記です。
 きのうの夜のことになりますが、NHKラジオ第2「音で訪ねるニッポン時空旅」を聞きました。
 以前から興味があったのですけど、なかなか聞けなかった番組です。
 私の予想では「音の風景」の拡大版みたいな内容であったんですが、別物でした。「あれ、そうなんだ!」って感じにとまどったんですが内容が興味深かったのでほどなくして正気に戻りました。

 瞽女(ごぜ)さんの歌声が放送されました。
 魔力的な響きのある歌声でした。
 “瞽女”というモノについて、私はわずかに、藤圭子さんのお母さんがそういう業種の方だったという知識しかありませんでしたが、番組の内容がかなりわかりやすくて、よくまとまっていたため、だいたいのイメージをつかむことができました。

 来週も忘れずに聞こうと思います。

 本日はいつもの「すっぴん!」を聞きました。
 10時代のゲストに大友良英さんが登場して、好き放題の音楽を紹介して去って行きました。8月からの札幌で行われる芸術祭がいよいよ目前ということで、ソコヘ向けるパワーが言葉のハシバシから伝わってくるようでした。

 中国のシンセンにある非常に怪しい品揃えのレコードショップのお話が楽しかったです。イタリアで編纂されたサイケ系のコンピに収録されていたというスパイダースの曲がかかりました。歌詞は「クジラがモグラになればいい」という感じで「カマヤツ・イズム」が濃いものでした。
 マレーシアのサイケなバンドの曲も楽しかったですが、ヒラ歌はクリーンなギター。間奏はファズっていうコントラストの効いた、明確なディレクションの感じられる良曲でした。しかしまぁファズ効果で音がやたらと伸びてましたね。まさにトーンベンダーって感じでした。ファズ。すばらしいです。

 最後にマイルス・デイヴィスさんの「レイテド・エックス」がかかりました。ロック・ファンも思わず納得のド直球です。大友さんが高校の頃の愛聴曲ということでした。やっぱり血気盛んな時期にはこういうの聞かれてたんですね。個人的にこれから夜中までアルバム「ゲット・アップ・ウィズ・イット」を聞こうと思います。
 大友さんが去り際に「話しながらアナログレコードをターンテーブルに置いて聴くの良いね」みたいなことを言われていたように思います。
 きのうの「歌の日曜散歩」でも杉原アナが「少しチリチリしたノイズが混ざるのもまた良い」なんておっしゃってました。サ上とロ吉的にいえば「レコードノイズに恋する」ですね。そんな感じのきのうと今日でした。

 最後に付け加えみたいな感じになっちゃいますが、パンクバンドのストラマーズの岩田さんが亡くなったそうです。昨晩に知りましたがもう先週に亡くなられたんだそうです。
 同い年だと初めて知ってビックリしたんですが、静岡は焼津のご出身だったというのも知りませんでした。まぁけっこう離れてますけどね。
 しかしああいうまっすぐな感じの人が亡くなると寂しいですね。別に私はファンでもなんでも無いんですけど。悲しいです。