上の画像は、きのう掲載した画像の下書きです。
どうぶつがたくさん登場するイラストでしたので、簡単に着色して様子を見たりしました。これでけっこう悩みました。
(こちらの下書きは印刷を前提としない色あいになっています。なんていうんでしょう。PCなどで見るだけなら蛍光色っぽい色が使えると、そんな感じになのです。RGBとCMYKな感じのおハナシです。)
ファイルの作成日付を見ると本番の着色作業は1週間かかったようです。悩みながらでしたし、ソレくらいなもんですかね。
下書きで「いいな」って自分で思えた部分はだいたい本番の方にもいかせたかな、と思っているんですけど、イカガでしょう。下書きの方がノビノビしている部分はあるかもしれません。
さてさて、きのう予告しました通り、本日は『おどるキャットたち』に関してのべてまいります。
富士市に伝わる昔話、「金正寺(きんしょうじ)のネコ」からとりました。(下のお写真はすべてクリックすると大きくなる画像です)
簡単に言いますと、昔々、金正寺に住んでいた三毛猫氏がダンスパーティーをオーガナイズして、おおぜいのネコを集めて広場で踊っていたよ…というかわいいおハナシです。
このお話のなんともおかしいところはダンスパーティーに参加するネコさんたちが、ヒトが寝静まるのを待ち、出かける際にめいめいの自宅から持ってきた手ぬぐいをあねさんかぶりなどにしてソレなりのカッコをして踊るっていうくだりです。
興味がわいてきた方は富士市役所のホームページ内で検索してみてください。昔話のpdf書類かなにかが見つかると思います。
もしかしたら、日本のそこかしこに似たお話というのが存在するのかもしれませんけど。
上のお写真は金正寺の山門のようすです。金正寺は曹洞宗のお寺なんだそうです。位置的にはJR東海道線の「富士駅」に近い場所です。
上のお写真。コレが富士市が誇る駅前の商店街のようすです。『昼なお暗い、胸はずむ町かど』として市民に親しまれています。
昔はこのへんって「富士銀座」って呼ばれていたように思うんですが、最近は「富士本町商店街」を自称しているようです。そもそもそっちが本当だったのかもしれないですけど、「富士銀座」のほうが昭和っぽくて私は好きですので個人的にはしつこく「富士銀座」と呼んでいきたいです。
なんて申しますかアレですよね。「改めて考えてみたらこの町とても「銀座」とは言えニャーだよ! 人いニャーじゃん! こういうコトやってるから富士(市)はヨソのヒトラにバカにされるダーヨ! 恥ずかしいからやめな! みっともニャーら!」みたいな感じですかね。ちょっと怒ってるみたいに聞こえるかもしれませんけど、これでわりと普通のテンションですよ。
一応、翻訳しておきますと「この商店街を「銀座」呼ばわりするのはどうかと思いますよ。平日の昼間ともなれば人影もまばらですし、体面上の問題もありますよね。この町をして「銀座」だなんてブチ上げた日には、富士市民は頭がどうかしているとのお叱りを受ける可能性だってあるじゃございませんか。」うんぬん。
そんな沈める寺院、じゃなくて商店街の「ご当地キャラ」がこちら。ロペティーさんです。「金正寺のミケネコ」がモデルです。
「ロペティー」という耳馴染みのないお名前の由来としては、“市の花”…ローズの「ロ」。製紙業(ペーパー)の「ペ」。お茶の「ティー」から来ています。キメラなネームですね。見た目的にもかなり強引にいろんな要素をくっつけてるなって感想ですが、ヨソの地方のご当地キャラを見てもわりとこういう名産&名品が悪魔合体っていうケースはありますね。
上のお写真のロペティーさんは片耳が折れちゃっています。かわいそうですが、ンまぁかなり風通しがいい町ですからね。強風の日ですと倒れちゃうコトもあるでしょう。しかしコレはあくまで平面パネル。ちゃんと着ぐるみ形状の愛くるしい「ゆるキャラ」も存在していて人間社会をおびやかしているというコトでございます。以上、ネコに寝首をかかれそうな町、本町商店街のご紹介でした。
お次はイラストのムラサキ・ゾーンでどうぶつたちが手にしている「バラのマドレーヌ」の説明にうつりましょう。
まずはお菓子のお写真がこちら。
これはおいしいですよ。ほのかに紅茶っぽかったです。
本来であれば“お茶の富士市”としては「抹茶味」をご紹介すべきかも知れませんが、写真うつりを考えて赤っぽいタイプを買ってみました。
背景は金正寺のあたりを離れ、市役所とか地方裁判所などにもほど近い「新通町公園(しんとおりまちこうえん)」です。
バラさえ咲いていたら中央公園のバラなんかをバックに写真を撮りたいところなんですが、残念ながら季節ではありませんですので次善の策としてかなり特徴のあるパークにやってきました。
お休みの日にはミニSLが運行して小さな子たちを乗せて走ったりするみたいです。
トイレもどことなくSL風。
お菓子を買ったのは下のお写真、このお店。ちょっと場所が前後しますけど金正寺の近くです。
さらに、このお店から遠くない場所に有名アニメ、はたまたTVドラマにもなった「アタック・ナンバーワン」のモデルであるらしい学園がありますのでご紹介いたしましょう。バン・ボ・ボ・ボン。
こちらです。「富士見学園」っていうんですけど。
ちょっと写真が暗いですかね。夕方でしたからね。画質を調整しましょう。
う~ん。画質の操作に失敗しましたね。
「怪奇!学園ドラマ!」って感じの写真になってしまいました。
実は私、この学校の近くには初めて来ました。そのせいでちょっと迷いました。しかも写真はおそらく校舎の裏側です。早くマドレーヌを食べたくて正門側に回るのがおっくうになっちゃったんですね。まぁいいやっていう。ヒドいもんですよ。
考えてみれば正門側からなら順光ですし、もっと良い写真が撮れたかも知れないです。
キャットのダンス・パーティー会場がどのへんだったか。私は知らないのですが、金正寺からしばらく北に移動したあたりだったようです。
だいたいこの辺かな?って地点に都合よく大きな公園がございますので、そのお写真でお茶をにごしてみました。
となりは歴史のある神社です。米之宮浅間神社(よねのみやせんげんじんじゃ)です。
だいたい以上ですね。
もし当ブログにおいでの方が「富士市に行ってみよう!」なんて一時の気の迷いから思ってしまった際には参考にしていただけるとうれしいです。
実際のトコロ、煙突ばかりの当地ではございますが、わざわざ遠方より来たりて確認するほどの価値はない楽しみがたくさんございます。下のお写真がその一例。
カラオケスナック「たぬき(ラックーン・ドッグ)」というお店らしいんですけど、壁に描かれた文字がどうにもおかしいですよね。
「ラックー」「ンド」「ッグ」って感じですよね。モヤモヤします。
なぜ「ラックー」で行をかえたんでしょうねぇ…。ひょっとしたら二重の意味があって、分かる人にだけ分かる符丁的なものなのか…。ナゾは深まるばかりでございます。
“キャロライン・クーン(人名)”だったら知ってるんですけどね。