【マンガ】子ギツネくんのげんきな発表

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 本日もお昼前にNKK・AMラジオを聞きました。
 大友良英さんの「STRANGE TO MEET YOU」という番組が流れていました。
 手まわしの蓄音機で音楽を聴き続けるというちょっとなかなか耳にしない趣旨の番組だったのかわかりませんが、聴きましたね。いろんな曲を。
 蓄音機と貴重なSP盤を持ち込んできたのは作家の「いしいしんじ」さんという方だそうです。
 お名前の構造的には音楽家の「とうじまとうじ」に似た感じがありますね。目がちょっとチカチカする感じです。

 いしいさんは奇しくも私と同い年だそうですが、番組のホームページを見るとセレクトした本の書名リストに「やっぱりおおかみ」がありました。
 割と名作だと思いますのでご存知の方は多いと思うんですが、私にとっても大きな存在の本です。幼稚園の時に読みました。
 読みましたって言ってもほとんど字は出てこないのですけど。
 私がこうしてひとりで仕事をする道を選んだのも源流はココじゃないかなって思ってるんですが、本当のところはまだ私自身にはわかっていないです。

 それはさておき、SP盤なんですけど最後の方に流れた曲がめちゃくちゃ素晴らしくて感動しました。

 番組では作家であるいしいさんと音楽家である大友さんのセッションという珍しい企画もあって、即興で物語を紡いでいくいしいさんの朗読に合わせてギターが鳴らされるという局面でした。
 ギター的にはゆったりした分散和音って感じにスペースを作る感じでまず始まり、そのあとE-BOWで長音を鳴らすという構成でしたが、非常に雰囲気が良く感じました。
 2点間をゆったり往復するE-BOWサウンドが良くて、これだけでも歌えるんだなと思った次の瞬間には別の音へ移っていきましたが、音程間のはざまに物語がすっぽり包まれるような感じだったと思います。
 それと大友さんのE-BOWへの持ち替えが早くてびっくりしました。これはさすがだなって思った次第です。

 個人的な音楽聴取メモとしては、今はロバート・ワイアットさんとおっしゃるイギリスの元はドラマーだった方のアルバム「クックーランド」を聞いています。これもゆったりした感じの音楽です。