きのうまでの数日間、ずっとマガジンを聞き続ける毎日でした。
マガジンっていうのは先日も申し上げたとおり、イギリスのロックバンドの名前なんですけど。
20代の頃にさんざん聞いたバンドでしたが、久しぶりにかなり聞き込みました。
また再びこれほど聞き込むとは自分でもビックリです。
結論としては「ピール・セッション。良いな。イキイキしてるわ。」というモノで、ロックファンとしては割と普通のトコロに収まりましたよ。
マガジン「ピール・セッション」に限ってはわりと最近入手したものなんですけどね。
まだまだ聞けそうなココロもちでしたが、本日は「メタル・ボーイズ」、「メタル・アーベイン」を聞きました。
フランスのバンドです。両者、名前はちょっと違いますけど中身というか首謀者はおんなじ人です。
簡単な音楽性をエフェクターとか、LFO変調が深くかかったシンセでグチャグチャにするという、素直なぶっ壊し具合が痛快です。
ギターの歪み具合がまた向こう見ずで良いですね。
バズコックスの「スパイラル・スクラッチEP」の音に通じるギターサウンドと言えるでしょうか。
安い感じですよね。
録音当時のピート・シェリーさんのギターはたぶんまだ中古で入手したと思われる日本製のギター。なんでしょうかね。
日本のエレキギター創成期に近いものですけど。
3連用のペグを片側6列に並べちゃったもんだからヘッドが長〜いでおなじみの。
1部でいわれる「タツノオトシゴ・ヘッド」ですね。
一方のメタル・アーベインはミュージック・ビデオを見るとイタリア製のエレキギターですね。
奇しくも製造時期で見るとそんなに違わなそうだなっていう。要するに「安い中古」ですよ。
これもエレキギターがブームの時に作られたボディ全体をセルロイドで巻いたギターです。
ビザールギターの本を読むと、イタリアではアコーディオンを作る製作所がそういう技術がお手の物で、木材のバラつきや粗悪な材料の使用を隠すためにもセルロイドでクルッと巻いちゃうのは都合が良かったとかウンヌン。
私はアレを見ると石けんを入れておく古いタイプの小さな箱を思い出します。
最近ウィキペディア巡りをしていたら「スパイラル・スクラッチ」のプロデュースがマーティン・ハネットだったと知って非常にイマサラですけどかなりビックリしました。
そうだったのかっていう。
故人となって長いですけどね。
あっという間ですね。