ポッケからのシャベル

shovel

 今日はNHKのラジオで高柳昌行さんのギターを聴きました。選曲は音楽家の大友良英さんでした。ほんのサワリだけでしたがかっこよかったです。
 高柳さんの音楽としてはとても欲しいCDがあるんですが、まだ手に入れられていません。
 『解体的交感』という即興演奏のライブ盤です。
 以前はどこかの動画サイトで丸ごと聞けたのですが、その後に消えてしまいました。

 サックスを吹く方との二人だけの演奏ですが、これはすごい演奏でとんでもなくお互いの音を良く聞いていて瞬時に反応している様に驚きます。
 非常に高い緊張感が伝わってきます。
 特にギターの高柳さんがすごくて指板をワイドに使いながらガンガン音を返していって感服します。

 つい最近というか数日前に調べてみて驚いたんですが、この演奏が録音された70年当時、サックスの方は二十歳そこそこなんですね。
 これには本当に驚きました。
 同時に高柳さんの演奏の方が若干練れているかなと感じたのにも納得しました。

 今日のラジオでかかった高柳さんの演奏は『解体的交感』で聞けたものとはまた違って『メタル・マシーン・ミュージック』かって感じもありました。
 高柳さんの演奏には相当まだいろんなものが埋まっていそうですので今後の研究課題にしようと思います。お写真を見ると若干ロバート・クワインに似た印象の方なんですけど。

 番組としてはその後にジミー・スミスがかかったり高橋源一郎さんの興味深いお話もあって良い番組を聞いたと思います。