コアラさん帝国〔11〕

 ラジオ日記です。

 アメリカの音楽家であるライ・クーダーさんの音楽を聴きました。NHKラジオ第1「ふんわり」より。

 木曜日は俳優でミュージシャンの六角精児さんがパーソナリティ。ゲストとしてイラストレーターでアートディレクターで俳優でもある安斎肇さんが来てくださってクーダーさんの音楽について楽しく解説してくださいました。

 本日とりあげられたのは「カリフォルニア3部作」と呼ばれるアルバムから六角さんが選曲したものを聴きました。

 その中の1枚のアルバム「マイ・ネーム・イズ・バディ」の内容が面白かったです。

 主人公がネコです。

 アルバム全体が寓話仕立てになっているのだそうでして、ネズミくんやカエルさんも出てきます。政府の人間としてフーバー長官も出てくるとのことでした。

 私はこの「バディくんのアルバム」についてはネットの動画サイトでよくオススメに出てくるのでひととおり聴いております。しかし内容についてはよく知りませんでした。曲のタイトルを見て「きっとかわいらしい内容なんだろう」と思っていました。

 クーダーさんが作ったこのアルバムでありストーリーとしては、体毛の柄としても思想としても“赤い”キャットくんがアメリカ各地の労働者を励ますということなんだそうです。この辺はアメリカの近現代史を踏まえたものであるだろうと。大きく言うと「万国の労働者よ団結せよ」ということなのです。

 音楽的にはアメリカのルーツミュージックのある側面を軒並み収集したものになっているのでした。

 楽曲「レッド・キャット」を聞きました。この曲は良い曲でありまして私も好きです。

 ネットで歌詞を調べてみました。バディくんはかなり骨のあるキャットだということがわかりました。不屈のキャットだったのです。

 アルバムのジャケットはバディくんがスーツケースを脇に置いて道のそばで座っている絵なんですけど、かなり年配キャットで“人物”だなって感じ。なぜこんな絵になったか市の内容を確かめてみて納得しました。

 ネズミくんと出会った時のお話は「キャット・アンド・マウス」で語られているということもわかりました。分断と団結の詩だと思いました。

 私は最近、ネットの動画サイトで故・伊藤耕さん作曲作詞の「無力のかけら」を聞き返す機会があったのですけど似ている部分があるなと思いました。故ECD氏が好きな曲でもあったんですけど。

 ラジオ番組のお話に戻しますが、安斎肇さん選曲の「ライ・クーダーの映画音楽」の数々も聞きました。「パリ・テキサス」のテーマも聞けてよかったです。

 そのほか、まったく話題は変わりますが、三重県にあるという大きな餃子の存在を知りました。津餃子というのだそうです。

 元は学童諸氏に供される学校給食における創作物であったのが広く市民の食卓にも浸透していったという来歴であるそうです。

 お写真を見てみますと子供の顔半分くらいある大きな餃子であるのでした。食べてみたいと思いました。

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