
クオッカ・ママがクオッカ・ベビーを袋から発射しているところです。
ひきつづき大変なことになってしまっています。
やめさせる方法はないのでしょうか。
先週までは可愛らしいクオッカさんたちでしたのにねぇ。
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ラジオ番組「ふんわり」を聞きました。NHKラジオ第1。朝からお昼までの帯番組です。
木曜日は通常であれば俳優でミュージシャンの六角精児さんのご出演なのですが、他のお仕事を優先させたい、ラジオなんてやっていられるかということでお休みでした。
代打としてミュージシャンの谷口雄(たにぐち・ゆう)さんと音楽ライターの北爪啓之(きたづめ・ひろし)さんがご出演されました。
“道”をテーマにいろんな音楽を選曲してくださいました。
さらにいえば“年代別に聞いていく”という趣向でした。
日本のバンドのクールスの楽曲が良かったです。子供の頃に聞いていた覚えがあります。数十年ぶりに聞きました。作曲が近田春夫さんであったと初めて知りました。
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せっかくですので私も“道”ってことで選曲してみました。
私の場合はやはり「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80s」です。あえて聞かなくても良いような地元のライブハウスでのみ演奏していたようなアマチュアによる音源を血まなこでムキになって掘り進めるその先に一体何があるというのだろう的な活動です。
まずはこちら。
「CIRCUIT 7 – No Way Out (Basic Studio Demo)」
これは良いですね。ごく一部のシンセポップファンにしか受けないかもしれませんけど。84年のイギリス産。
チープでありながらもメリハリのついたニューウェイヴ感に満ち満ちたこの様相ですよね。すごく楽しいです。最高ですね。
イギリスの若い男性ふたり組なんですけど、写真では4人の男性が写っているものもあり。
使用していたシンセサイザーとしてはRolandのSH-101とかSH-09、Juno-60、あとWaspとDX7。KorgのKR33みたいなリズムマシン。けっこうなマニアですね。立派です。
他にも良曲が複数ありますので気に入られた方がもしいらっしゃった場合は迷わず探すべしです。かなりの情熱で取り組んでいたんだなぁと伝わってまいります。
その後の音楽活動はしてないみたいなのが残念。
近年になっての過去音源ビニール盤発売であるとかバンドキャンプはしているので両者の不和であるとかの障害は現時点ではないように見えるんですが。
むしろこの手の人たちって数十年のブランクを経て最近またやり始めましたっていう割合が非常に高いのですけど何か事情があるのかなって思います。
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次はこちら。
「The Naughtiest Girl Was A Monitor – West Street」
きれい目なシンセサイザー・インストって感じでしょうか。めくるめく感じの流麗な進行が良いですよね。佳曲ですよ。
80年産でありまして、イギリスはシェフィールドの人たちであるようです。
こちらも基本的には男性ふたり組。バンド名が面白いですね。81年に片方の人が離脱したあとしばらく続いたものの結局は消滅って感じみたいです。
このバンドも他に良曲あるのですけど、そちらを聞いていくとちょっとThe Korgisとかを思わせるような、要するにビートルズとかの普遍的なポップの魅力をシンセサイザーのフィールドでやりたいとか、そんな意欲を感じます。
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番組では浜田省吾さんの「マネー」も聞きました。「このまちのメインストリートわずか数百メートル………」。若者の歌ですねぇ。熱いですよ。それで思い出しました。シンセ感は皆無ですがご紹介しておきましょう。
こちらもイギリスの人ですけど79年であるそうです。
「Phil Daniels & the Cross – Kill Another Night」。
すごい名曲だと思うんですけど、モッズの人たちを扱った映画に関係しているとかで、その界隈の人には有名なんだと思います。
私はNHKのFM放送で渋谷陽一さんがされていた番組で知りました。その時点で数年前の曲だということでしたが、「日本のレコード会社で洋楽シングルに邦題をつける際のいい加減さ」について紹介した際の何曲かのうちのひとつでした。
この曲は「さすらいの土曜日」という題が付いていたんですけど、サビのフレーズの「サタデイ・ナイト」の部分が日本人には「さすらいの♪」に聞こえるということで「そうだ!「さすらいの土曜日」にしよう!」となったんだとか。笑ってしまいますけど、覚えやすいかなとも思います。ハマり具合は良いですよね。
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以上なんですけど、道であるとか交通関係を触れる際にもうちょっと行きたい。まぁSuicideのアルバム「A Way of Life」にも触れるべきではないのかとかあるんですけど、「John Foxx – Underpass」ですよ。名曲です。この曲では「地下道」のことを歌っているみたいです。
当ブログではせっかくですのであまり聞かれていないだろうなって曲をご紹介したいと思っているんですけど、大好きですし、この世のあらゆる不条理を背負って立つ的な、私はこういう傾向って特に80年代の若者に多くあったなと思っているんですが、そうした要素が反映された曲がめっぽう好きであります。その根元の方に存在するのがまぁ大物はデヴィッド・ボウイってことになるんでしょうけどジョン・フォックス氏も決して存在として小さくないでしょう、みたいなことなのでありました。やっぱり根元がないと末端もないわけですし。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。本日は以上です。