(歌詞)
脱がされる~ゥ
交尾する~ゥ
たまご産む~ゥ
そして死ぬ~ゥ
───────────────
1分足らずの短い曲ですが、詞も短いです。
歌い出しのポイントは20秒付近です。
非常に“はかない”感じのメロディーを想定しています。
───────────────
短い曲でありまして、そしてまたテンポは早め。
この曲も昆虫学者の小松貴さんがNHKラジオで行った講話を基にしています。
ウミユスリカという海岸に住む虫がおりまして、非常に寿命が短いのだそうです。
孵化した後にすぐ交尾をして、卵を産んだメスはすぐに死んでしまうのだそうです。
歌詞の中の「脱がされる」というのは、メスがまだ幼生のカラから出てこれないうちにオスが強引にカラを脱がして交尾するんだそうで、そこを描写したものです。それくらい急がないといけない事情があるんですね。
一斉に孵化して、すぐに結婚して、一生を終えてしまう高速人(ムシ)生。
オスはメスよりもちょっと寿命が長いそうです。
そもそも“ユスリカ”自体が寿命の短い虫であるようですが、そのなかでも「ウミユスリカ」は特に寿命が短いんでしょうね。これ以上短いともう子孫を残せないような気がします。
私の場合だいたい「曲ができるのが先」でありますけど、ちょっとミステリアスな曲ができた、と感じている時に、「スゴい虫生のウミユスリカ」のイメージに合うのでは? と思って言葉を当てはめてみました。
最初のイメージは「光束 狭窄」の仮タイトル通り、光の束、みたいなものが見えていたんですけど、実在する虫の人生を当てはめてみますと当然ながら具体的になりますし、自然のすごさとか、あるいはちょっとしたユーモアも曲の上に乗っかってくるかもしれません。そんな風に思っているんですけどね。
マ、曲につきましては以上です。
───────────────
日記的な記述です。
きのうはブログを更新できませんでした。すみません。
ずっと介護する毎日です。
今日はいわゆる“シモの世話”をしました。小さい方はもうすでに経験済みなのですが、今日は本番の方でした。1週間くらいほとんど物を食べていなかったので遅くなったようです。
“シモの世話”って、介護につきものの難関であると聞きます。
しかし肉親であり、同性であるせいか意外に淡々とこなせました。
血のつながりがないと、また違う障壁があると思います。すごく思います。っていうか実感しました。
はじめてやってみて驚いたのは準備物の多さと、出るゴミの多さです。普通にトイレで済ませているものが介護となると大変なんですね。もうビックリです。
本人的にも「もらすかも」っていう危機感から解放されたせいか、ちょっと前向きになりました。それで私もこうしてブログを更新する時間が生じたというわけなのです。