イタチ帝国〔30〕

 ロードローラーを運転するイタチさんのイラストです。

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 朝に軽い荷物を運搬する作業をしました。

 きのうの買い物で買い忘れが1点あったのです。

 ちょっと疲れていたのと、ラジオ番組「現代の音楽」において川島素晴さんが近藤譲さんの作品について話し始めたところでしたので「午後からでいいや」って思ったんですが、雨雲レーダーを見ると富士川の向こうまで雨雲が来ていました。すぐそばです。「じゃあ明日でもいいや」って思ったんですが明日も雨が降るという予報でしたので急いで行ってきました。

 しかし結果的には雨に降られず。しかもお昼以降も雨が降らなかったようです。アテが外れましたけど、まぁいいです。

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 以下はラジオ日記です。

 きのうの夜は團伊玖磨さんの歌劇を聞きました。

 NHK・FM「クラシックの迷宮」。

 「ききみみずきん(聴耳頭巾)」を聞きました。

 後半は「夕鶴」を一部分だけ。

 しかし「夕鶴」を聞くとやっぱり全てが吹き飛んでしまう感じ。

 團さんが番組の片山杜秀さんに生前に直接話された内容としては自作の歌劇はどれも可愛くどれも長く聞かれて欲しいとのことだったという興味深いお話を伺ったのですけど、「夕鶴」はちょっと仕方ないですよね。なんかもう訴求力がすごい。「愛」に一点集中する感じが胸を打ちます。ふと思いましたけど腕に覚えのあるソプラノ歌手の人なんかは「アタイの“おつう”をみんなに聞かせたい」とか胸に秘めてる人が相当数いるんじゃないでしょうか。想像ですけどね。

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 上に述べました通り、「現代の音楽」は途中までしか聞いていません。その前番組の「ビバ!合唱」は全編聞きました。今日は「アヴェ・マリア」を様々な作曲家がこしらえたものを聞くという趣向。私にとってはあまりわからない世界ですけどごちゃごちゃ言うよりもとにかくたくさん聞いた方が良い。心が洗われるような曲がやっぱり多かったです。単旋律でレンジを広く取るっていう設計のものが多かった気がします。これは最近に仕入れた知識でいうカトリックとプロテスタントの世界観の違いに根ざしたものなのか無知な私にはわかりませんが。

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 「名演奏ライブラリー」。指揮者・若杉弘さんの名演をまとめたものを聞きました。

 またもや想像ですけど、番組の満津岡信育さんと番組スタッフの方が若松さんの業績をバランスよく紹介してくださったのではないかと思います。

 やはり私としましてはウェーベルンさんの「目の光」と「パッサカリア」。良かったです。それとマーラーさんの「花の章」。こちらも素晴らしくて。あとは武満徹さんの「精霊の庭」。こちらは正直「わかった!」って感じじゃないんですけど満津岡さんもおっしゃっていた「後期の武満さんに見られる色彩感」という点は堪能できる演奏だったと思います。そこは素晴らしかったと思います。

 良かったので聞き逃しサービスで全部聞きました。

 私にとっての若杉さんって「現代音楽でよく見る名前」って感じでしたけどそれだけじゃない。しかし演奏するにおいてはかなり攻め込んだ意欲的な構成をする人だったんだということもわかりました。そういう人だったから現代音楽も多く振ったのかもしれないなという感想です。

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 NHKラジオ第1「子ども科学電話相談」も聞きました。

 今日の内容は「はたらく細胞」という作品が学童諸氏の心を強くつかんでいるという現状を知りました。

 あとは素朴な質問の他に、自分で進めた研究をもとにしたレベルの高い質問もあって楽しく聞きました。