大きな工具をもっているイタチさんのイラストです。
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本日は朝から重い荷物を運搬する作業をしました。
小雨が降っていて軽く濡れましたが無事に済ませました。
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以下はラジオ日記です。長いです。
NHK・FM「世界の快適音楽セレクション」を途中から聞きました。今日の選曲テーマは「エンジェルの音楽」でした。選曲者は湯浅学さん。
ザ・フォー・フレッシュメンの「エンジェル・アイズ」を聞きました。ジャズコーラスっていう感じだったでしょうか。良かったです。番組進行のゴンチチのゴンザレス三上さんの選曲でしたが、チチ松村さんも同じ曲を選んでいたということでした。どちらもお好きなんだなと思いました。
その他にはジミ・ヘンドリックスさんの「エンジェル」を聞きました。私も大好きな曲でありまして、「クロスタウン・トラフィック」の次くらいに好きです。あとは「キャッスル・メイド・オブ・サンド」「バーニング・オブ・ザ・ミッドナイト・ランプ」とかですか。ヘンドリックスさんというと激しいギタープレイの人っていう認識が大きいかもしれないんですけど、私にとってはミドルテンポも非常に良い人っていう位置です。しかし今日の放送を聞いて「エンジェル」という曲が元は未発表だったと初めて知りました。確かに私はこれをベスト盤で聴いて知りましたからね。文脈を詳しく捉えられていませんでした。
あとは一応書いておこうと思うんですけど、日本のバンドであるカーネーションの「エンジェル」という曲も聞きました。どうなんでしょうね。私は一人で音楽を聴く時間が長いというかそればっかりですので世間一般における捉えられ方というのがわからないんですけど、面白味がなくて変な部分に真摯なバンドというふうにカーネーションを捉えています。今日聞いた曲なんかもまさにそんな感じでした。
湯浅学さんといえば、昔に見た雑誌の記事でザ・ローリング・ストーンズの全アルバムについて解説していたことがありました。文章の他にチャートも作られていて項目ごとに5点満点で評価されていたんですね。その項目というのがユニークで、確か「間抜け美」というのがあったと思います。私はけっこう驚いて、「間抜けさ具合」を評価軸とする視点を学びました。もしも当ブログを長く見てくださっている方がいらしたら、この私が「間抜け美」という評価軸に大きな影響を受けていることが伝わるかもしれません。そうなんですよ。それと若い頃に所属していたバンドのリーダーが言っていた「スカム・バット・ナイス(もう最悪だけどイイね! みたいに捉えてます)」っていうのも合わせた感じですけど。
しかしその「間抜け美」っていう点に当てはめてみるとカーネーションはちょっとなぁっていうのが私の感想です。
ただし非常に優秀なバンドですので信奉者が多いのもまた事実でありまして。悪い人たちじゃないのでそのままでいてほしいと思いますけど私個人はそういう人を見つけたら極力距離を置くようにしています。ケンカになってもイヤですし。
私が住んでいる富士市内のライブハウスでも最近はカーネーションのファンの人というかコピーバンドをしているという別格にお好きな人がライブ企画に携わって何度かライブを開催しているんですが、私がその場所に足を踏み入れることは絶対にありません。これは誓って言います。別にこんなことを誓わなくても良いんですけどね。
調子の良い日でも5人くらいしか見にこないブログですのでここに書いても無意味かもしれませんけど、もしも関係者の人が読んでらしたら「ジミーさんスゴくきらわれてますよ。何かしたんですか?」みたいにやんわり伝えてくださると幸いです。別に何もされてませんけどね。
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続きましては私にとっての「エンジェルの音楽」を記述しておきましょう。これは悩みました。好きな曲が多いです。番組で三上さんも似たようなことをおっしゃってましたけど。
ですんで厳選しました。大量に羅列しても仕方ない。
やっぱり最初はノイ!。最近ラジオ番組で「ジャーマンロック特集」を聞いてから頭がそっちに行ってるんですけど。
Neu! 「Lila Engel (Lilac Angel)」ですよね。もう最高に好きです。私の自作曲でもちょっとこの感じをパクってる感じのがありまして、ライブ会場でギターを鳴らして実践したいと考えていたりします。後半のドラムが強くなるドンパン節なパートも大好きです。
あと私のガラじゃないかもしれませんけど、Nick Lowe (And His Cowboy Outfit)による「Darlin’ Angel Eyes」です。この軽いヴォーカルとこれまた軽いオルガンサウンド。最高です。アルバム「The Rose Of England」ね。これは好盤でした。
あとはね。いきましょう。恒例「オール・ザ・ヤング・シンセポッパーズ in 80s」ですよ。
「Psyche – Secret Angel」。これは94年作みたいなんで80sじゃないんですけどね。男性二人組というところまではわかっているんですけど、たぶんカナダの人たちだと思うんですけど確信を持つに至っておりません。他にも佳曲が幾つかあったと思います。
あと楽曲的な強度としてはちょっと落ちるんですけど、ラジオでテックスメックスなんかの連なりを聞いた後ですのでメキシコはティファナのバンドも紹介しておきましょう。
「Neo Danza – Diablo, Angel」です、89年の作だと思います。このNeo Danzaというのは基本的には他のバンドのカバーが主な活動であったようなんですけど、挙げた曲はオリジナル作品です。カバーとしてはスペインのAviador Droが好きだったみたいでたくさんカバーしています。Aviador Droというのはスペインのディーヴォみたいなバンドです。かなり古いバンドでありまして、今も活動中ではありますけど全盛期はサイド・プロジェクトなんかも含めてたくさん創作していたみたいです。中心人物の人がおそらくバイタリティのカタマリみたいな人なんだと思います。若干粗製乱造気味なところはありますけどその中でも及第点は打ち出すっていう点で私は信用しています。
あとはニューウェイヴ方面に移りましょう。「Amy Angel – I Hate Being In Love」。この曲はかなり知られた存在みたいです。私はこの数年で初めて知りました。元はドイツに住んでいた女の人がおそらくパンク・ムーヴメントに触発されて「えらいこっちゃ。ロンドン行くしかない!」って感じで渡英して始めた音楽活動、そんなイキサツみたいです。基本的知識としてこの手の人たちはだいたいフェミニズムを表明する立場ってことを頭に入れておくと理解しやすいと思います。私が好きな人たちはそんな人ばっかりですけどね。「アタイらいったい何のために生まれてきたと思う?」みたいなそういう問いかけかだと思うんですけど。Stefさんっていう人なんですけど、むしろおそらく「the Petticoats」での活動で知られているかもしれません。ザ・ペチコーツ。女性が女性たるゆえんみたいな部分を起点にしていると思うんですけど。たぶん代表曲は「Allergy」と「Normal」です。81年の作。ガチャガチャしてますけど基本的には非常にポップだと思います。
一応最後にちゃんとしたところに戻しておきましょうか。
the Petticoatsには同名の違うバンドが存在します。
「the Petticoats – Surfin’ Sally」なんですけどね。音楽的にはサーフィン・ホットロッドです。典型的といっても良いでしょう。聞けば一発なんであえて書くまでもないですけど。CD2枚組の「 Surf Bunnies & Hot Rod Honeys」っていう盤に収録されていました。
他にも同盤に収録のちょっと良い曲がございますのでこの機会に記述しておきましょう。
「Carol Connors – Yum Yum Yamaha」。イイですね。これはもういうまでもなくヤマハ発動機のプロモーションでしょう。事実、シングルのB面は広告だったみたいです。とはいえ非常にキャッチーです。詳しい人ですと「アレね。リトル・ホンダの向こうを張った。そんな感じでしょ」って感じです。そこまで言われちゃうと私が言うことの多くは残りません。たぶんそんな感じだと思います。ホンダの方は自発的な創作であってプロモーションでは決してないんですけど。しかし今回せっかくなんで調べてみて驚いたんですが、歌っている人、Carol ConnorsさんはThe Teddy Bearsで歌っていた人なんですね。The Teddy Bearsといえば、私のような「“良心的な音楽ファン”を持って任ずるクズみたいなバカどもが非常に嫌い」な人間でもさすがに知っています。フィル・スペクターさんと一緒にやってたワケですよ。ポピュラーミュージックの歴史ですよね。同時にConnorsさんご自身が優秀なソングライターでもあることも知りました。
本日は以上です。ありがとうございました。長い文章書きましたがNHK・FM「クラシックの迷宮」の時間に間に合いました。それではまた明日。