今日から数日の間、ライブを見た感想を書いていこうと思います。
ネットの配信で見ました。4月17日のことです。
ギタリストの吉田仁郎さんのお誕生日企画。
4つのバンドが出演。その内のふたつのバンドに吉田さんはギターで参加しています。
その他に出演したバンドについては、いずれも吉田さんが対バンした時に知り合って、この日への参加要請をしたんだそうです。対バンというのは同じ日に出演したバンド同士のことを言います。
───────────────
今日は「ニャー♡ウェイヴ」というバンドのライブについて書いておこうと思います。吉田さんご参加のバンド。
本日冒頭のブログ用イラストはその時の印象を私なりにまとめたものです。
ヴォーカルのイヴにゃんローラーコースターさんの「ニューウェイヴをやりたい!」という気持ちを核としたバンドなんだと思います。
イヴにゃんはソロアイドルでもあって、服装としてはロリータファッションを基軸とした活動。
今回の配信ライブを見ていたら、後半にさしかかってリボンがほどけちゃったのですけど、それをきちんと巻き直すようすが印象に残りました。大切みたいです。
そんなワケでイラストの方も極力かわいらしいお洋服の感じを再現してみました。
ニャー♡ウェイヴのライブを見るのは1年ぶりでした。昨年6月に見たんですけどそちらも配信ライブでした。
内容としてはさらに良くなっていて楽しかったです。
1曲あたりの時間を縮めて前回よりも1曲多い演目でした。印象としてはキビキビした感じが出ていて良かったです。
ニューウェイヴの有名曲のカバーも多いこのバンドですが、オリジナル曲の「ほんのちょっと困ってるストロベリー・ロリポップ」は大切に従前通りの尺で聞かせていました。特にこの曲についてはイヴにゃんローラーコースターさんの歌唱の完成度が向上していたように思います。うまいたくしこみ方を体得されたようです。
他の曲についても去年よりもさらにはっきりと歌詞を立てていると感じました。
吉田さんによる去年の時点での弁によると非常に努力家だということでしたので結果がついてきたのかなと思いました。素晴らしいと思います。
ベーシストとドラムの方はこの日の演奏でサポートを離れるというご案内でした。
バンドの出来がかなり良くなったというかイヴにゃんのバンドへのハマり具合が予想以上に良かったということなのか、どうやら今後はライブ回数を増やしたい意向があるようです。それで掛け持ちだと時間的にツラくなったみたいで。とても良いリズム隊でした。特にベースの方は持ち歩いている小さなプリアンプの写真をSNSによく上げていたりして音色作りにもこだわりのあるミュージシャンシップに豊富な方だったと思います。
曲目についても書いておこうと思います。私が初めて聴く曲が2曲ありました。
「ジェニーはご機嫌斜め」。ジューシィ・フルーツの曲ですが、イヴにゃんは高い声が出るのでとてもサマになっているというか、かわいらしいお洋服を着て歌うので原曲以上に焦がれる乙女心的な部分は表現できているかもしれません。
バンドの演奏についてはそれなりにアレンジされているのですけど、原曲を尊重しつつ良いギターリフを加えていたりしてとても良いと思いました。ギターソロは前半はほぼ原曲どおり、最後の方で吉田さんなりの表現になっていました。聞いていて非常に納得いたしました。このソロについては略せないところがあるんですよ。
その辺について深く知りたい方はオリジナル・アーティストであるイリアさんと聞き手役の西山毅さんの対談がネットの動画サイト上で見られますのでご参照ください。ギタリスト同士の非常に良い話が聞けると思います。その他、イリアさんについてはどうかすると80年代当時よりも多くの深い部分を知れる動画が何本かありますのでそちらもオススメです。
「タイムマシンにお願い」。サディスティック・ミカ・バンドの曲。この曲についてもイヴにゃんがうまく歌えていて良かったです。立派なフロントマンだと感じます。
最後にオリジナル曲の「メイビー・エスパー」について書いて終わりにしようと思います。非常にギターのバッキングが攻めた曲でありまして歌裏にうまいこと手加減せずに弾いていて非常に良い。ギターソロもおそらく吉田さんの良い部分が全面的に展開する曲だと思います。
歌ものポップスにおけるギターワークの細部を検証して「ホホム、ホム。なかなかやりおるワイ」みたいにして楽しむ趣味のある方にはぜひ聴いていただきたいと思う私です。そんな人がもしいればですけど。
───────────────
すごい長文になりました。
ラジオ日記を簡潔に述べておこうと思います。
NHK・FM「世界の快適音楽セレクション」を聞きました。
9時から町内の公会堂で会議があったので全部は聞けていません。
ゴンチチのチチ松村さんによる発言がありました。「ゴンザレス三上さんのギター演奏における“間”の絶妙さ」についてでした。
先週や先々週においては三上さんの発言で「音の重なり、ほんの少しのズレであったりフェイクの重要さ」についての考察がありました。ちょっと関連するかなと思って聞きました。おそらく永遠の課題なんだと思います。