ギター環境再建状況〔05〕

2025年03月11日

 【エフェクター環境の進捗メモ(ワイヤレス送受信機編)】

 エレキギターをワイヤレス化する機械を購入しました。

 ギターとアンプの間には通常、シールドケーブルっていうコードっていうか、“線”があるんですけどけっこうジャマ。それなりに重量もございますし。

 しかしワイヤレス化すればシールドケーブルは必要ありません。

 多くのカラオケマイクと一緒です。

 今のワイヤレス・システムは昔のそれと比べて音の遅れが少なくなっているのだそうです。私はこの分野について無知でありまして知りませんでした。

 そもそも私はワイヤレス環境を導入するつもりはなかったのですが調べてみますと、無視するには惜しいその他の効能があるようです。

 以下にご説明いたしましょう。

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 ワイヤレス環境を使うと、シールドケーブルを排除できる分、主に高域の音質ロスを減らせるらしいのです。

 耳で聞いてわかるくらいの変化があるのかわかりません。

 ただし損失が少ない音は意外と不自然に聞こえるようです。

 人によっては「音が細くなった」と感じる場合もあるとか。

 これは良くあることだと思いますけど今まで失われていた高域が得られるようになることで音の印象が高い方に移り、結果あたかも中低域が弱まったように感じるのではって思いますけど、まぁどうなんでしょう。音楽家様の感覚に素人がクチを挟んじゃいけませんので黙っておこうと思います。

 しかし不自然な音は、私が好む“加工感のある音楽”に相性が良いかもしれません。興味があります。

 聞く人を拒絶するようなトゲトゲとした、偏執的な、まるで80年代のごく一部の若者たちのイメージ。考えすぎて自縄自縛の何が楽しいんだかっていうくらいの孤絶した若者たちのありようですよね。イイじゃないですか。

 私は実際にはカドの取れた丸い音であるとかボロボロに荒廃した音なんかも好きですし、そもそもが還暦近い無力な老人たる私ですけど、しかしここはやっぱりニューウェイヴな感じの実践としてトゲトゲさせたいのです。トシ甲斐もなく。

 真面目なことも申しますと音質を丸くする加工は割と簡単なので、得られる高域であるならこの際、援用させていただこうか、という気持ちです。

 運用面から言えばシールドがない方が身軽で良いってのもあります。

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 ガッカリするようなことも書いておきます。

 トシをとると高域を聞き取れなくなってくるんですよね。どうしても避けられない耳の機能の特性として。

 晩年のレス・ポールさんなんか、かなり音がキンキンしてたって話を耳にした覚えがあります。気がついてないのは本人だけみたいな。

 怖いですね。誰しもトシはとるものの。

 またあのヒトが他人の忠告に耳を貸さない感じモリモリですしね。偉大な人ですけどね。

 しかしそうした高域足りてない的老人の思い込みを優しく包み込む柔らかな“しとね”。それがワイヤレス環境ではないかという期待もあるのです。

 もしかしたら今後は「高齢者こそワイヤレス環境でハイ上がりの音を出そう!」なんて風潮になったりして。

 なりませんかね。

 そこまでのものじゃないしね。

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 以上のような感じでありまして。ワイヤレス環境を入手いたしました。

 しかしこれはあくまで「エレキギターのおなかあたりに設置していあるピックアップから拾った音声信号をワイヤレス化する」用途のものでしかありません。

 今後の私はギターシンセも使っていこうと思ってるんですけど、ギターシンセの信号というのは、別なんですよね。

 ギターシンセは、それ専用のシールドケーブルを必要としておりまして、2025年春の段階ではその信号をワイヤレス化する技術もまだありません。

 そんなわけでギターシンセを使う限りにおいてはまだギターのお尻からケーブルを1本ブラ下げざるをえない。そんな現状です。

 まぁ2本のケーブルを引きずるよりはマシかって程度のお話でした。

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 その他のちょっとした備品も購入しました。