ハダカデバちゃん帝国〔12〕

 巣穴の中を移動するハダカデバちゃんです。楽しく描けたと思います。

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 今朝は外出する用事がありました。ついでに「今月のお墓まいり」も済ませてきました。

 上のお写真は今朝の富士山です。今年は宝永山までカッポリと雪がかぶることが定着している感じでありまして、大変に良い状態ですね。

 気温は低めでしたけど自転車で坂を登ってお墓に着く頃には体がポカポカしてきました。上着を脱いで腕まくりしてお墓をキレイにしてきました。

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 ラジオで越路吹雪(こしじふぶき)さんの番組を聞きました。お昼から3時間の番組。司会は徳田章さん。

 その他の出演者が大変豪華でした。ソワレさんという歌手の方が越路さんにとても詳しくてびっくり。その他は土屋太鳳さん。土屋さんのお名前はよく見かけますがもっぱら文字面だけで読み方が結びついていなかったんですが、今日は何回もお名前を聞きましたので完全に覚えました。「たお」さんです。土屋さんの弟さんが声優さんだということなんですが、歌もお上手であってシャンソンによくあるセリフ付きの楽曲「マルジョレーヌ」がとても良かったです。セリフもそうですけど歌に出てくる若い男性の真っ直ぐさがよく表現されていて、歌を通して歌詞の世界の生きた人格に出会ったような気持ちになりました。

 歌手のクミコさんもご出演。歌が非常に良かったです。ピアノ伴奏の方も素晴らしかった。クミコさんは年齢的には60代後半だということなんですが絶好調でした。

 越路さんの歌声を多く聴けた番組でしたが、ライブ収録のものが多くとても良かったです。デビュー曲のブギウギは初めて知りました。シャンソンはセリフや独特の世界観があって、ともすればあまりリズム感がよくない(でも表現力はとてもある)という方にも優しい歌ジャンルという気がするんですけど、越路さんはリズム面もバシバシとツボにはまる人なんだなと知りました。

 今日は出演者の方が歌を歌える方ばかりでその歌唱もたくさん聞けましたが、それぞれの方の越路さんへの尊敬や愛が伝わってくる出来上がりになっていると感じました。みなさん技巧的な面ではなく歌に対する気持ちを学んでいるとおっしゃっていたのが印象的でした。

 収録の番組だったと思いますけど、この日にかける情熱の大きさはみな持ちきれないくらいのものを抱えてスタジオに入ったのではないかなと感じました。

 コメントを寄せたゲストの方の中にはピーターこと池畑慎之介さんもいらっしゃいました。池畑さんの越路さんへの愛の大きさもすごかったです。なんでも16歳の頃から越路さんが没するまでのステージは全部見ているのだとか。

 当ブログにお越しの方でもしかしたら16歳の頃のピーターさんのお姿というのをご存じない方もいるかもしれないと思うんですけど実は最近アップロードされたちょっと良い動画があるんですよ。それとグッド・シンセポップの紹介にもなるんですが。要するに権利的にはマズいんだけど楽曲に付ける動画として昔の映画が引用というか全面的に使用されちゃってるという。

 「La Femme – Si un jour (Funeral Parade of Roses 1969)」という文字列でネットの動画サイト上で検索しますとみられると思います。お早めに。曲も良いですよね。一応、当ブログ上での私の建前としては「80年代の楽曲最高。それ以外は認めない」ってことにしてあるんですけどこの曲は比較的に近年のものです。

 動画の見所はなんと申しましてもピーターさんの愛くるしさ。それと中間の辺りで見られる当時のファッションの可愛いところではないかと思います。1969年の映画の断片ですので、ピーターさんのデビューシングルであるムク犬ちゃんが出てくる歌の発表年と同じ年なんですね。前にも書いたんですけど当時に幼児だった私にとっては大きな衝撃を受けた曲でした。