コウモリ帝国〔03〕

 おなかを減らして飛んでいくこうもりさんのイラストです。

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 今日は朝9時ころに重い荷物を運搬する作業に従事いたしました。今年最初の作業でした。

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 ラジオ日記です。NHKラジオ「ひるのいこい」を聞きました。

 ヒヨドリがエサをくわえて飛んでいくという俳句なのか短歌なのか、そのどちらかだと思いますがラジオ聴取者の方からの投稿に「良いな」と感じました。

 万年青(おもと)の赤い実をくわえていったんだそうです。冬の景色の中にも鮮やかな生命の息づかいと申しますか、動き、を感じさせる感性でした。

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 個人的な音楽聴取活動についてのメモです。

 おもに80年代のニューウェイヴを大量に聞いています。元日から200曲ほどを聞きました。そのうち「これは捨て置けないぞ」と感じたのがその半分くらい。相当な確率です。非常に良い鉱脈を発見いたしました。“私ごのみ”です。

 未知だったニューウェイヴ曲をたくさん知れて嬉しいです。

 それらはシンセポップとも表裏一体みたいな部分もございますので、未知のニューウェイヴ曲を知るということは未知のシンセポップ曲を知ることと同義ではないにしろ曲によりましては「これは良いシンセポップ曲を知れたな」という嬉しさもあります。

 いつも利用している巨大ネット動画サイトの検索システムが去年の末くらいから変わってしまったようでありまして、主に私が追い求める「80年代の変な人たち」が引っかかりにくくなっているような感触があります。別に今の主流ではありませんから、そこに私としての不満があるということはないです。そんなものだろうな、というくらいで、むしろ感謝です。

 私企業の運営するサイトですから、著作権的にアヤフヤな楽曲というのはいつ消滅するかわかりません。私が追い求めているものって多くが自主制作ですし、調べていると関係者が没している場合も普通。40年前の潮流ですからね。きのうなんかメンバーの半分くらいが90年代冒頭にHIVで亡くなっているなんていうバンドもございました。戦慄しますね。あれは大きな出来事でした。いうまでもなくそうした場合、権利的には難しいことになるでしょう。遺族にしたところで「うちのダンナが若い頃にバンドやってて録音物を売っていた時期がある」なんて知りもしない場合が多そうです。

 今の私が町内会のお仕事として「権利者がわかりにくくなっている私道について権利の所在をハッキリさせる活動。それらを市に移管したい」っていうのに苦労していることからも強く思うんですけど。

 別にアマチュアの人たちが熱意の発露として制作した個々の楽曲にそうした困難があるとも思っていませんが、将来的に権利のことがもっときちんと扱われるようになるとヤバいことになりそうだって予感もゼロではございません。

 幸いにしてこの10年くらいの活動でかなりの調査はできました。世の中にある80年代産シンセポップだったりニューウェイヴのまぁ半分くらいは聞けたんじゃないでしょうか。根拠のない憶測ですが。

 今の時点で私的に重要というのが4千件ほどです。感覚としては10曲聴いて1曲か2曲くらいが私にとっての良曲ですので、そうなるとこれまで私が聞いてきたのは数万曲になっているのかもしれません。恐ろしい数ですけど毎日20曲ほどは少ない日でも聞いているのでそれくらいになっていても不思議ではありません。

 私の趣味嗜好に合うシンセポップってかなり限られた方向性ですので、そうした観点から集めてきた「多くの人はあえて聞きたがらないようなこまかい曲」の数としての4千ってかなりがんばった結果じゃないかっていう他人事のような感想もあります。

 いま私の知るところにある楽曲単位から更に調べていくだけでも派生する未知の領域に切り込んでいけそうです。ここはがんばっていきたい。私の命の続く限り。

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 ネットの時代になって簡単に聴けるようになったほぼ素人の情熱だけはあった当時の若者の音楽を聴けるのは、私にとっては“懐古”ではあるのかもしれませんが同時に“未知の領域”でありますのでエキサイティングな体験だと感じています。